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神祇伯
2023年03月14日(火)
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紀伊国名草郡の式内社です。『延喜式』神名帳以外にも『紀伊国續風土記』にも神階の授与や神社の様子などの記述が残されるほどの古社でありました。風土記の記述によると「社霊の松」と呼ばれる松の大樹があったそうですが、現在は見当たりません。
《一の鳥居》
《由緒書き》
この周辺が弥生時代から江戸時代まで続いた鷺ノ森遺跡というものがあったみたいですね。
《神輿庫》
《社務所》
御朱印がいただけるとのことでしたが、ちょっと時間が遅かったので断念。
《ニの鳥居》
《手水舎》
鳥避けのネットが敷かれています。
《拝殿》
提灯が新しいですね。
《扁額》
式内社とも書かれていますね。この「椋」の字が現代では"椋(むく)"と読むことが多いのですが"椋(くら)"と読む神社は式内社では多く、山城国に巨椋神社、小椋神社、旦椋神社があります。
《拝殿内部》🙏
👁チェックポイント‼️
この神社も周辺の式内社と同じく、豊臣秀吉公による紀州攻めによって社領の没収がされるなどの被害に遭っているのですが、その際に当社の神官の杉原景政という方が神櫃を背負って山中に身を隠したという逸話があります。おそらく御神体に近い何かを入れていたんだと思うのですが、それを持って逃げるというのもなかなかです。そしてその神櫃を隠して仮の鎮座地としていた場所の地名は「国津神谷」と呼ばれていたそうです。
《末社》
《神紋付き提灯》
「丸に抱き柏」紋です。
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