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とよかわいなりとうきょうべついん|曹洞宗圓福山

豊川稲荷東京別院のお参りの記録一覧
東京都 赤坂見附駅

ヒナメリ
ヒナメリ
2025年09月27日(土) 17時50分58秒
473投稿

午後八時という、参詣にはやや遅い時間帯に、豊川稲荷東京別院へと足を運びました。赤坂の街も徐々に静けさを帯びはじめ、周囲のビル群の灯りが夜空に浮かび上がるような時刻です。正直なところ、これほど遅い時間に訪ねても、すでに門は閉ざされているだろうと半ば諦めに近い気持ちを抱いていました。しかしながら幸運なことに、境内の扉はまだ閉められておらず、私はそのまま足を踏み入れることができました。思いがけず参詣の機会を与えられたようで、胸の内に小さな喜びが広がりました。

境内は昼間の賑わいを失い、参拝者の姿もまばら。夜の帳が下りた本堂の前は、灯明やわずかな照明により、昼間とはまるで異なる厳かな雰囲気に包まれていました。人影が少ない分、かえって空気は静謐で、自然と背筋が伸びます。本堂の方に目をやると、ちょうどお祈りを終えたばかりの方々が静かに退出してくる姿があり、その場の落ち着いた空気と相まって、時の流れがゆったりと感じられました。

その折、本堂の脇から係の方が現れ、私に穏やかに声をかけてくださいました。「まもなく閉門いたしますので、どうぞお気をつけて」とのこと。どうやら午後八時がちょうど閉門の時刻だったようです。ほんの数分の差で、私は参詣の機会を逃さずに済んだことになります。まるでおまけをいただいたような、不思議に得をした心持ちとなりました。

こうして短い時間ではありましたが、豊川稲荷東京別院の夜の静けさに触れ、昼間とは異なる趣に心を和ませることができました。境内を後にする頃には、都会の真ん中にあるとは思えないほどの安らぎが胸に残り、心の内に温かな余韻を抱きながら帰路につきました。

豊川稲荷東京別院(東京都)
豊川稲荷東京別院(東京都)
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ヒナメリ
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2025年09月27日(土) 17時20分59秒
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久しぶりに訪れた豊川稲荷東京別院。週末ということもあり、境内は多くの参拝客で賑わっていました。浄財を納める際には、必ず順番を待たねばならないほどで、賽銭箱の前では自然と参拝の列が整えられていました。一人ひとりが真剣に手を合わせる姿を目にすると、日常生活の中での不安や願いを、この場所に託しているのだと実感します。小さな子どもを連れた家族、商売繁盛を願うような会社員風の男性、さらには参拝の作法がぎとちない観光で訪れた外国人の姿まで見受けられ、信仰の広がりと奥深さを改めて感じました。

境内を漂う香煙や、奉納された幟旗の鮮やかな色彩が視界に飛び込んできます。これらが重なり合って、週末ならではの華やかで活気のある雰囲気を醸し出していました。静かな平日の参拝も心落ち着くものですが、大勢の参拝者に囲まれると、その祈りの力が一層強く集まっているようで、また違ったありがたさが胸に迫ってきます。

豊川稲荷東京別院は、江戸の頃から庶民に愛され、商売繁盛や家内安全の神仏として篤い信仰を集めてきました。その歴史が、こうして現代においても形を変えずに受け継がれているのだと思うと、時間の積み重ねに包まれているような感覚を覚えます。祈りを捧げる自分自身も、その長い歴史の中の一人に加わっているのだと意識すると、不思議な一体感と安堵感が生まれました。

参拝を終えて振り返るとまた次々と本堂へと向かっていきます。週末の賑わいの中にも、それぞれの祈りが静かに息づいている光景は、都心の片隅に存在する「祈りの交差点」とも言えるものでした。

豊川稲荷東京別院(東京都)
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