こんのうはちまんぐう
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楽しみ方金王八幡宮のお参りの記録一覧(12ページ目)

所在地:東京都渋谷区渋谷3-5-12
主祭神:応神天皇
社 格:
創 建:1092年(寛治六年)
重家の嫡男常光がこの神社に祈願して金剛夜叉明王の化身として生まれたことにより金王丸と称したことから金王の名が付いたのだとか?











よく金王八幡宮行きました、初回からずっと色彩の綺麗な彫刻に傾倒していますが、なかなか近い距離で観察していないです。
ちょうど天気がよく、彫刻の明暗ははっきつけるタイミングでした。
まとめると、金王八幡宮の彫刻は木鼻、
手挟、梁、狭、蟇股にあります。
蟇股の中心には鷹、その下の梁には龍がいます。 木鼻は獏と獅子彫刻。狭間の部分は窓にようになり、彫刻は虎と獏です。神社にこのような形で据えられるのはなく、これは珍しいと言われます。
特に木鼻にハマっていました…獅子は全体青調で、小さくて、獏は緑で大きく作られました,足元、口のなかは紅白の模様です。お恥ずかしいですが、最初は龍だと思いますが、調べたら獏ですね。
獏というとは悪夢を食べで良い夢に変える空想動物です。寺社建築などでは魔除けの意味となります。
伝説の動物。実在するバクから着想を得たのかもしれないが、「象の鼻、犀の目、牛の尾、虎の足」を持ち、 鉄を食べると『和漢三才図会』 には『本草綱目』より引用があります。
ずっと神社の彫刻が好きで、詳しくなろいと決めましたー
《ミックジャギーの神社探訪 2》【歩徒乃歌美の神社探訪】の巻
.........
私の名前は歩徒乃歌美(ほとの かみ)
小説家に憧れる大学生です。
趣味は物語を創る事、そして同世代の友人達にはあまり理解されない、神社巡り。
そんな私は、一年程前から文章を書く練習と趣味の神社巡りを兼ねて、あるサイトに
【ミックジャギー】と【鳥居クグル】いう二つの名前で、創作神社探訪記の投稿を始めました。
投稿を読んでくれている皆さんは、多分、私の事を男性だと思っているはずです。
投稿を続けるうち、皆さんを騙している様な気がしてきて、最近、ちょっとだけ罪悪感を感じています..
今更、遅いんですが..ハハハ
( ´-`)

最近、神社にお参りした時に不思議な出来事があったので、少しお話したいと思います。
その日、私は新たな神社探訪記を投稿する為に、早朝、渋谷にある金王八幡宮にやって来ました。
神社参拝はなんと言っても、澄んだ空気を味わえる早朝が一番なんですよね..

境内で、今回はどんな話にしようかと、考えながらお参りするのが、私にとって堪らなく楽しい時間なんです。


やはり夜より朝の方が創作活動がはかどる気がするんですよねぇ..頭も冴えてるし。

そして、鳥居をくぐる時の心地好い緊張感も堪りません。


いつも私は小さく声に出して挨拶してから、境内に足を踏み入れます。
『失礼致します』
この時、私は後ろから男性に声を掛けられたんです。
「あの、お早うございます..」
私が振り返ると、【年齢不詳の背の高い飄々とした男性】と【自信がなさそうな大学生風の少しイケメンの男性】が、やや硬い表情で並んで立っていました。

面識のない人達だったので、参拝に来た方だと思い、私は『お早うございます!』と挨拶をして、『どうぞお先に』とその二人の為に参道を譲りました。
しかし、二人は私を見たまま、黙ってその場に立っています。
しばらくの間、じっと立ち竦んでいるので仕方なく私は聞きました。
『あの、何か?』
すると、背の高い方の男性が口を開きました。
「あの、歩徒乃歌美さんですよね?」
面識の無い相手にいきなり名前を呼ばれた私は、思わず身構えました。
『あ..はい。そうですけど..
どちら様でしょうか?』

すると、その男性は表情を崩して、隣の大学生風の男性に言いました。
「ほらな!そうだろう」
大学生風の男性は笑顔になって答えました。
「本当ですね、ジャギーさん」
え?..ジャギーさん?
思いも掛けず、自分が造り出したキャラクターの名前を耳にした私の口から、反射的に言葉が飛び出しました。
『えっ?ジャギーさんって?』
そのジャギーさんと呼ばれた男性は私に言いました。
「あ、お参りしながら話しましょうか。まず、手と口を浄めましょう」
全く事情が飲み込めない私は、『はぁ』と答えるしかありませんでした。

「いやぁ、いつかお会いしたいと思ってたんですよ!」「お会い出来て光栄です!」
嬉しそうな顔で、私にそう言う二人の言葉の意味が解らないまま、私は『どうも..』と口にして、手と口を浄めました。
ジャギーさんと呼ばれた男性が
「じゃあ、お先にどうぞ」
と私を促しました。
『はぁ..』

歩き出した私に、大学生風の男性がおずおずと声を掛けてきました。
「あ、あの、はじめまして..
僕、鳥居クグルです..」
え?...え?..
その鳥居クグルって..私が考えたキャラクターなんだけど......
.........
........
.......
.....
....
...
..
.

「なんだ、こりゃ?...
あの青年は何を書いてるんだ..」
「あ!ちょっとジャギーさん!
読みましたよね?今、読んでましたよね?」
「え?..読んでないよ..
人のノートなんか勝手読む訳ないだろが」
「まったく!人がトイレ行ってる間に..」
「読んでないよ!
知らないよ..歩徒乃歌美だっけ?」
「...やっぱり、読んだんじゃないですか!」
「いや、だって、しょうがないだろう?
読んでくれとばかりに、こんな所に置いてあるんだからさ」
「忘れちゃったんですよ」

「鳥居君。一体、何なんだ、これは?」
「いや..『自転車父さん』さんの小説仕立ての投稿が評判なんで、僕も挑戦しようと思って..」

「..ほう..あの男か...」
「はい..ホラータッチの投稿でホトカミに新風を吹き込んでいるんですよ!」

「..なるほど..」
「はい..」

「...ライバル誕生だな..」
「えっ?まだライバルじゃなかったんですか?」
「いや、まあ、あの男の事はいいや。
せっかくこんな素晴らしい神社に来たんだから、しっかりお参りしようじゃないか」
「あ、はい。そうですね」

「ジャギーさん。こちら、とても渋谷にある神社とは思えないですよね..」

「本当だよな。まさに渋谷のオアシスだね」









「よし、じゃあ、鳥居君。『打倒、自転車父さん』を誓おう」
「ダメですよ!ご挨拶なんですから」
「そうか..」
「はい..」

「本日はお参りさせて頂きまして、有り難うございます」「有り難うございます」

「ジャギーさん、虎ですね」

「こっちは龍だぞ..ん?違うか?」



「いやぁ、ジャギーさん、清々しいですね」

「いや、ホントだな..
まさに渋谷のオアシスだね」
「二回目ですけど」



「鳥居君。オアシスだね、渋谷の」
「渋谷とオアシスが入れ替わっただけで、三回目です」


「いや、鳥居君。東京のオアシスだね」
「はい。区域が拡がって四回目です」

「いや、鳥居君。日本の..」
「もう、いいですかね..」
【つづく】
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