靖國神社のお参りの記録(3回目)
東京都市ケ谷駅

靖国神社は東京都千代田区九段北に鎮座。
令和7年になってからは初めての参拝
地下鉄の九段下駅から地上に出て歩を進めていくと、田安門交差点に差し掛かりひときは大きな鳥居。山手線内でこれだけ広い空間は他にないだろうあ。歩を進めると緊張感が漂う独特な空気感は靖国神社ならでは。第二鳥居、手水舎、神門と進み拝殿へ。スムーズな参拝者の流れ。そらから、参集殿にて御朱印拝受。終戦八十年版。無条件降伏から今年で80年。その年にはまだ生まれてなかったが、戦争ってそんな昔のことでもなかったのだと最近になってつくづく思う。

場所を移して遊就館へ。有料ゾーンの展示は時間が遅くて諦めた。沖縄戦に関する展示は見てみたかった。沖縄での沖縄戦展示を想起しながら、それと比較して見てみたかったのだが。売店での購入品は筆記具。靖国神社神社の社号入り。デザイン性をあえて無視したかのようなシンプルさ。かつて油性ボールをこちらで購入したが、インクジェットタイプのはがきに文字を書く時の滑らかさと適度な引っかかり感が好きで愛用している。今回もロゴ入りのものを、と思って探したが、ゲルインクタイプのしかなくこれで妥協。

死んだ母親がいわゆる「竹槍世代」で、「神風が吹くと信じていた」というのを思い出す。極端な軍国少女ではなかったものの、級長で学校は無遅刻無欠席、先生からは師範学校に行きなさい、と言われていたと何度も聞かされたので、体制側の話しは従順に受け入れるタイプだったのだろうと容易に想像できる。でも、（大規模自然災害を引き合いに出して）戦争が終わったら国は何もしてくれなかった、とも言っていた。母親のみならず父親も戦争を経験した世代なので、この展示を見たらどのような感想を持つかふと想像を巡らして靖国神社を後にした。