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とうきょうだいじんぐう

東京大神宮のお参りの記録(1回目)
東京都飯田橋駅

投稿日:2025年08月24日(日) 08時05分26秒
参拝:2017年4月吉日
神宮球場での野球観戦を終え、試合の余韻を感じながらスタジアムを後にしました。そのまま早足で駅に向かうのではなく、ゆっくりと歩を進めながら靖国通りへ。都会の喧噪の中にも、試合を終えた心地よい疲労感と高揚感が入り混じり、足取りは自然と軽やかになります。夕刻の空はすでに群青に染まりつつあり、街の灯りが次第に際立っていく時間帯。そんな移り変わりを楽しみながら歩くことおよそ20分、午後7時頃に到着したのが、千代田区富士見に鎮座する東京大神宮です。

東京大神宮は、主祭神に天照大神と豊受大神を祀ります。伊勢神宮の内宮と外宮の御祭神を勧請していることから「東京のお伊勢さま」と称され、明治以降、多くの人々から広く崇敬を集めてきました。本来、伊勢神宮は遠い伊勢の地まで足を運ばなければ参拝できませんが、東京において同じ神々をお祀りすることで、首都に暮らす人々にも伊勢の神威に触れる機会を与えてきたのです。そうした背景を知ると、都心にありながらも格別の神聖さが感じられるのは当然のことかもしれません。

訪れた時間は午後7時ということもあり、すでに日が落ち境内は昼間の賑わいを失っていました。日中であれば縁結びの御利益で知られるこの神社は若い女性や観光客で賑わうことが多いのですが、この時間帯には参拝客もまばら。照明に柔らかく浮かび上がる社殿は、昼間とはまた違った表情を見せています。喧騒から解放された空間は、まるで都会の中にぽっかりと現れた静かな聖域のようで、ゆったりとした気持ちで参拝に臨むことができました。

境内は決して広大ではありませんが、手水舎や社殿が整然と配置され、清らかさが漂っています。都会の真ん中にあるにもかかわらず、鳥居をくぐった瞬間に感じる空気の変化は、やはり神域ならではのものです。どことなく心がすっと鎮まっていくのが分かりました。

こうして東京大神宮に参拝し、天照大神と豊受大神に日々の感謝を捧げたことで、ただの野球観戦の一日が、精神的にも充実した一日に変わったように思えます。日常の中に訪れる小さな余白のような時間――それを与えてくれるのが、この東京大神宮の魅力なのかもしれません。
東京大神宮(東京都)

すてき

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