松が丘北野神社

東京都 沼袋駅

御朱印は鷺ノ宮駅前にある鷺宮八幡神社にて頂きました。

片山北野神社は、中野区松ヶ丘にある北野神社です。片山北野神社の創建年代は不詳ですが、文明9年（1477）太田道灌が石神井、練馬両城攻略の際に当社で戦勝を祈願したとも伝えられるといい、旧片山村の鎮守社だったといいます。

ご祭神は、学問の神様として親しまれている、菅原道真公（すがわらのみちざねこう）です。菅原道真は平安時代の学者で、類まれなる才能の持ち主であり、人々からの厚い信頼を得ていた人物です。後に天満天神として神格化されました。創建の年代や経緯は不明です。戦国時代には、この辺りは太田道灌と豊島泰経の間で行われた「江古田・沼袋原の戦い」の最激戦地であり、そのときに太田道灌が当社に詣で、戦勝祈願をしたといわれています。江戸時代には、京都の北野天満宮が造営される際に、里人が菅原道真公を奉祀したともいわれています。長らく旧片山村の鎮守として鎮座し、「天満宮」と称され親しまれていました。現在の「北野神社」に改称されたのは明治5年です。古来より、弓で的を射てその年の農作物の豊凶を占う「おびしゃ（御歩射・備射）」という神事が行われていましたが、現在ではその伝統も途絶えてしまい、行われていません。現在の社殿は昭和8年に造営されたもので、拝殿にムクリ屋根の破風が乗っている、大変珍しい形態です。正式名称は「北野神社」ですが、現在の地名が松が丘であることから「松が丘北野神社」、あるいはかつて片山村の鎮守だったことから「片山北野神社」とも称されています。

東京23区ではあるが、この辺りは昔の面影がだいぶ残っている。古戦場跡の石碑入口から中に入ると自然豊かだ。今の新宿区、中野区は特に戦いも続いたようだ。歩いてすぐの場所に太田道灌を道案内して助けた黒猫伝説の自性院がある。戦いの続く日々、太田道灌が真剣に祈願した様子が観える気がするのであった。

現在、参拝者は殆どいない。鷺宮八幡神社で管理されている為、鷺宮八幡神社で御朱印は頂ける。あまり手入れされていないのか、落葉に滑りそうになるのであった。

落葉踏み　道灌祈願の　夢の跡

昨年、一度お参りしていたのですが、電池切れで写真の記録が残せずに終わっていて、御朱印もないものだと思っていたのですが、先日、鷺ノ宮氷川神社へ参拝に行った時に、こちらの御朱印を頂けることを知り、『去年の秋頃にお参りしたのですが…今、いただいても良いでしょうか？」と伺い、快く書き入れていただきました。御朱印だけで、画像の記録が残っていないのも寂しいので、もう一度改めて、お参りしてきました。
雰囲気のある神社です。

御朱印拝受しました。
御朱印は本務社の鷺宮八幡神社で拝受できます。