12月の御朱印は「乳粥供養」
12月8日は成道会、おしゃか様がおさとりを得た日です。
4月8日の灌仏会(誕生)、2月15日の涅槃会(入滅)とともに、仏教の三大法会のひとつです。
この成道に至るきっかけとなった重要な出来事が、村娘スジャーターによる乳粥供養なのです。
村娘、といっても、結婚をしている女性で、子宝が授かるよう、ガジュマルの樹に願掛けをしていたところ、おしゃか様がその樹のもとに倒れているのを発見。
牛飼い長者の娘だったスジャーターが、この方は樹の精霊に違いないと、乳粥を作って差し出されたのですね。
おしゃか様はさとりを得ようと、厳しい修行を続けていた身なので、ここで修行をやめるわけにはいかない、と最初は断りましたが、体はガリガリに痩せこけるばかり。
このまま断食修行を続けていてもさとれない、と気づき、乳粥を口にします。
ひと月近くにわたる乳粥の供養を受けたおかげで体力を取り戻し、おしゃか様はいよいよ菩提樹の樹のもとに座り、深い瞑想に入るのです。そしてその後、おさとりを得てブッダ・・・覚った者、となるのですね。
おしゃか様は、その後、ゆく先々で食事の供養を受けながら、覚りの教えを話して回りました。
この時、おしゃか様はどんな食べ物でも、出されたものは頂いています。
決して菜食のみだったわけではなく、肉も魚も、人々が食べているものは何でもです。
何かにとらわれ、偏ってしまうことから解き放たれた状態が、おさとりの一つの要素なのだと思います。
皆さまにも良き出会いと、とらわれからの解放がありますように。
【頒布期間】
2024年12月1日~12月31日
【受付時間】
午前9時~午後4時
【頒布場所】
傳法院 寺務所
【初穂料 / 納経料】
800円
【参拝される方へ】
書き置きのみです
サイズ A5 御朱印帳見開き2ページ分
絵は印刷、文字は手書きです(副住職作)
御朱印帳2ページ分の大きさの書置き御朱印。
半分に折り、のりなどで御朱印帳に貼っていただくか、
クリアファイルなどにそのまま保管ください。
折らずに貼れる、見開きサイズの御朱印帳もいろいろ市販されていますので、探してみてください(こちらでの取り扱いはありません)。
【郵送対応について】
郵送でも御朱印を頒布しております。
郵送のお申し込みはこちら▽(12/1より)
https://denpoin.shop-pro.jp/
【八王子七福神めぐりのおしらせ】
お正月には、開運!八王子七福神めぐりを開催。
傳法院は恵比寿天をおまつりしています。
八王子の歴史に触れながら、歩いて2~3時間。
実はご利益あふれる、八福神めぐりです。
初詣にぜひお越しください。
詳しくはこちら→
https://hachihukujin.net/