たかおさんやくおういん|真言宗 智山派|高尾山
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楽しみ方高尾山薬王院のお参りの記録一覧(13ページ目)

今日はVitality、ラン&ウォーク日。
昼から高尾山へハイキングで
10キロ達成。
行きは1号路、帰りは6号路。
山頂へは、御本堂、御本社、
奥之院を通って。
心地よい疲れの中、
お詣りできました。

御本社

山頂へは、御本堂、御本社、奥之院を通って。
残念ながら、
富士山は見えませんでした。

山門

御本堂

浄心門

百八段階段





高尾山口駅

#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の合体した姿という。
#不動明王
五大明王が一堂に会すると、不動のセンターポジションこと不動明王だけ、妙に等身が低いことに気付く。体全体に対し頭が相対的に大きいのだ。5尊のうち彼だけ座っていることも多く、その場合はまだ気にならないが。
どうやら彼、像を作る際は「肥満体」の「童子形」で表わせ、という指示があるそうだ。僕は読んでいないが、何となく原文にそう書かかれていそうな気がする。
肥満体は知らないが、ここで言う童子とはコンガラ童子やセイタカ童子みたいな可愛らしい小間使いではなく、金剛童子みたいな鬼神の意味だと思う。というか一見してそうとしか考えられない。
同じ五大明王の一員である降三世明王は、不動明王と比べかなりスラっとした体型だ。曼荼羅図典によれば、童子形の不動明王に対し、降三世明王は老成した姿であり、はじめから両者を対比する意図と考えられる、と。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の合体した姿という。
#弁財天
天部に属する福の女神として、弁財天と吉祥天は双璧だと思う。実際、日本では大いに混同されたらしい。僕が2尊の大きな違いと認識するのが、日本とインドにおける伝承の差異の度合いだ。
インド神話の最高神は、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3尊。それぞれボン天、ナラエン天、大黒天のこと。なお大黒天は、弁財天と共に七福神に属す。
ブラフマーの妃はサラスヴァティーで、ヴィシュヌの妃はラクシュミーという。
サラスヴァティーは元来、川の女神。後に芸術・弁論・学問なども守備範囲とした。ラクシュミーは当初は豊穣の女神。また美・幸運・繁栄なども授けるとされる。ローマ神話のウェヌスのように、海の中からひとりでに生まれた。
サラスヴァティーとラクシュミーが、日本でいう弁財天と吉祥天に相当する。
日本だと、弁財天はインドにおけると同様に、ボン天の妃。水辺に祀られたり、イチキシマヒメの命と習合したりしたのは、水の女神であることの名残り。芸術・弁論・学問のご利益までそのままだ。
一方の吉祥天。美・幸運・繁栄などを司る点は変わらない。だが日本だとナラエン天ではなく、ビシャモン天の妃。また、ヤシャである鬼子母神とサンシ大将の子とされる。家族構成がインドとまるで違うのだ。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の合体した姿という。
#歓喜天
梵語でナンディケーシュヴァラ、ガネーシャ、ガナパティ、ヴィナーヤカなど。真言は「オン キリク ギャク ウン ソワカ」、種子はギャクまたはギャクギャク。大自在天とウマ妃の子。
胎蔵マンダラの外周を四角く取り巻く最外院(さいげいん)のうち、向かって左上の角の近くにいる。金剛界マンダラの9つの区画のうち成身会・三昧耶会・微細会・供養会・降三世会・降三世三昧耶会の6つで、それぞれの外周を四角く取り巻く外金剛部の向かって右の辺にいる。
胎蔵マンダラや金剛界マンダラに登場する時は、しばしばビナヤキャと表記される。密教大辞典や仏像知識事典によれば、このビナヤキャは歓喜天のこと。
尊名がいくつもあって混乱するが、梵語と漢語の呼び名は、ナンディケーシュヴァラと歓喜天、ガナパティとガナハチ、ヴィナーヤカとビナヤキャというふうに対応するようだ。一方インド神話の本では、ほぼ常にガネーシャが見出し語になる。今では「ガネーシャさま」などと呼んで、日本の聖天ではなくインドのガネーシャを紹介する開運本も目にする。
ガネーシャに由来する漢訳名は存在しないと長いこと思っていたが、どうもあるらしい。桜本坊(奈良県吉野郡吉野町)では、聖天堂の御朱印に誐尼沙と墨書きされる。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の合体した姿という。
#迦楼羅天 #迦楼羅
梵語でガルダ。ドラクエや遊戯王のようにガルーダと伸ばすのは英語の発音だと何かで読んだが、英和辞典で発音記号を確認したら、ジーニアスもリーダーズもガルダだった。
真言は「オン ギャロダヤ ソワカ」、「オン ハキシ ソワカ」、「オン キシハ ソワカ」の3通りを見かける。種子はギャ。別名、金翅鳥。
インド神話だとガルダは固有名詞。1体しかいない。一方、日本のカルラ天はダキニ天と同様、一般名詞に近い。
興福寺(奈良県奈良市)でおなじみの八部衆。メンバーはヤシャ、アシュラ、ケンダツバなどだが、これらはいずれも種族の名称。属する仏様が複数いる。その八部衆にカルラの名が見える。
胎蔵マンダラには、カルラは2尊、描かれる。いずれも、胎蔵マンダラの外周を四角く取り巻く最外院(さいげいん)のうち、向かって右下の角付近にいる。1体は縦笛を、もう1体はホラ貝を吹く。
千手観音の眷属・二十八部衆にもカルラ王がいる。カルラは大勢いるが、千手観音に仕えるのは彼らの王である1尊だけ、とも受けとれる。だが帝釈天やビシャモン天も帝釈天「王」などと表記されることがあるので、尊称の可能性も個人的には捨てきれない。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の合体した姿という。
#荼枳尼天 #荼吉尼 #白晨狐王菩薩
梵語でダーキニー。真言は「オン キリカク ソワカ」と「オン シラ バッタ ニリ ウン ソワカ」の2通りを見かける。種子はヅ、カンなど。
泰山府君や黒闇天女らと共にエンマ八眷属の1尊。だが曼荼羅図典によれば、大日経疏という書物には大黒天の眷属と書かれているらしい。
胎蔵マンダラの外周を四角く取り巻く最外院(さいげいん)のうち、向かって右の辺にいる。
ダキニはビシャモン天のような固有名詞ではなく、一般名詞らしい。胎蔵マンダラには、同じ場所に3体、描かれている。密教大辞典によれば、大日経疏にヤシャの一種とあるそうだ。また何かの本に、最後に天を付けて呼ぶのは日本だけで、本来は単にダキニと呼ぶ、と書いてあった。
一般に知られるダキニ天のイメージは、剣と宝珠を手にして白狐にまたがる、気高く美しい女神だろう。だがこれは日本に特有のもの。胎蔵マンダラの3体はいずれも、醜い老婆の姿。それぞれ、ちぎれた人間の手足、血で満たされた盃、包丁を持つ。
本にはよく、ダーキニーはカーリーの従者と書かれている。だが真言陀羅尼という書籍によると、大元をたどればダーキンという大地と豊穣の女神で、ドラヴィダ系の人々の一部から崇拝されていたそうだ。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。
#飯縄大権現 #飯綱権現
天狗の1尊。ここ高尾山によれば、真言は「南無 飯縄大権現(なむ いづなだいごんげん)」。
授与所で、不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の5尊の仏様の御朱印を5枚1組みで授与していた。そちらも受けたのだが、入っていた袋に、イヅナ権現は彼らの「五相」を合体させた姿と書かれている。
確かにイヅナ権現は、お不動さまたちからパーツを少しずつ受け継いでいるようにも見える。
鳥の頭と翼はカルラ天。手に持つ剣と縄、そして背負う炎は不動明王。白狐に乗るのはダキニ天と同じだ。歓喜天と弁財天の要素は、僕には分からない。
種子はお不動さまと同じカーン。
HPに、高尾山のイヅナ権現は不動明王の変化身とある。かつて飯縄不動尊と呼ばれたとか、今でも不動明王に対してするのと同じ修法を行う、などとも。
日本仏像大全書は、三尺坊という大天狗だとも伝わると記す。三尺坊はアキハ権現のことだ。姿や出身地など、ここ高尾山のイヅナ権現とは共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#飯縄大権現
イヅナ権現とアキハ権現は共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。
日本仏像大全書もイヅナ権現に関し、三尺坊という大天狗だとも伝わると記す。三尺坊はアキハ権現のことだ。
第一に出身地。ここ高尾山のHPにもあるように、イヅナ権現への信仰の発祥は、長野県長野市の飯縄山と戸隠山。
一方アキハ権現は、実在した人物と伝わる。戸隠山に鎮座する、現在の戸隠神社・宝光社の神官の家の出で、桓武天皇の時代に活躍したと。
飯縄山と戸隠山はほぼ同じ標高で、隣り合うようにそびえる。善光寺の位置する長野市街から見ると、飯縄山の背後に戸隠山が隠れる形だ。よって、イヅナ権現とアキハ権現はほぼ同じ場所を故地とすると言える。
それから不動明王との関連。HPに、高尾山のイヅナ権現は不動明王の変化身とあり、お不動さまとの結び付きを示す事柄をいくつか挙げる。
アキハ権現については、彼を祀る秋葉寺(浜松市天竜区)と常安寺(新潟県長岡市)のどちらのHPにも共通して、不動明王の修法を完成させたことによって神通力を得たとある。
また、高尾山のイヅナ権現の御朱印と、秋葉寺のアキハ権現の御朱印で捺される種子は、共にお不動さまのカーン。なお常安寺のアキハ権現の御朱印は、梵字ではない。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#飯縄大権現
イヅナ権現とアキハ権現は共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。
まずは姿。どちらもカルラ天がモデルとされるカラス天狗で、不動明王の剣・縄・炎を帯び、ダキニ天と同様に白狐に乗る。高尾山によれば、イヅナ権現は彼らに歓喜天と弁財天を加えた5尊の仏様の「五相」を合体させた姿らしい。歓喜天と弁財天の要素は、僕には分からない。
また高尾山HPに、上杉謙信の兜の前立に、イヅナ権現の像が祀られている、とある。山形県の上杉神社が所蔵しているそうだ。武田信玄など戦国武将がイヅナ権現を崇敬した、という文脈の中での記述なので、謙信もまた彼の神通力に頼ったことを示す傍証として指摘しているようだ。
その謙信が創建したのが常安寺(新潟県長岡市)。遠州の秋葉山(浜松市天竜区)と共に、アキハ権現にとって総本宮にあたる。常安寺も寺宝として、謙信が兜の前立として付けたイヅナ権現の像を保有する。アキハ権現ではなく、イヅナ権現とある。本物か複製かは知らないが実際、僕も見た。
謙信がイヅナ権現とアキハ権現の双方を信仰したか、そもそも区別していなかったか、どちらかは言えると思う。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#天狗
むかし何かの本に、天狗は堕落した山伏の成れの果てと書いてあって、僕は長い間そうとばかり思っていた。
神様として崇敬される天狗もいると初めて知ったのは、雑誌で金胎寺(富山県射水市)の存在を知り、HPにアクセスした時。あちらはアキハ権現という天狗を祀る。姿や出身地など、ここ高尾山のイヅナ権現とは共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。
程なく金胎寺に参拝。よってアキハ権現は僕にとって、初めて拝んだ天狗だ。続けて、彼にとって総本宮の1つと言える、常安寺(新潟県長岡市)へもお参りできた。
ブリタニカによれば、現在のように専ら、山伏のような出で立ちをした妖怪なり精霊なりを天狗と呼ぶようになったのは、中世以降だそうだ。中国からこの言葉が伝わった当初は、森の精とか憑き物など、かなり広汎な存在に対し使われたとある。そして中国の典籍だと、天狗は流星の意味だったらしい。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#天狗
天狗の神様は思いのほか多い。ここ高尾山のイヅナ権現の他に固有の名前を持つものは、僕がこれまでに参拝しただけでも次のような方たちがいる。
建長寺(神奈川県鎌倉市)の半僧坊(はんそうぼう)権現。油山寺(静岡県袋井市)の軍善坊(ぐんぜんぼう)権現。秋葉寺(浜松市天竜区)と常安寺(新潟県長岡市)のアキハ権現。九萬坊大権現(石川県金沢市)の九万坊権現、八万坊権現、照若坊権現。成願寺(滋賀県東近江市)の太郎坊権現。鞍馬寺(京都市左京区)の護法魔王尊。愛宕神社(京都市右京区)のアタゴ権現。喜蔵院(奈良県吉野郡吉野町)の大嶺大天狗。金剛三昧院(和歌山県伊都郡高野町)の毘張尊師。
総勢12尊。このうち、イヅナ権現とアキハ権現、太郎坊権現とアタゴ権現は、それぞれ同じ方かもしれない。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#天狗
僕にとって初めて拝んだ天狗は、金胎寺(富山県射水市)で祀られていたアキハ権現。姿や出身地など、ここ高尾山のイヅナ権現とは共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。
その金胎寺のHPに、天狗呪という真言が2種類、掲載されている。第一が「オン アロマヤ テング スマンキ ソワカ」で、第二は「オン ヒラヒラ ケン ヒラケンノウ ソワカ」というものだ。
このうち第二は真言陀羅尼という書籍だと、アキハ権現の真言として紹介されている。彼を祀る秋葉寺(浜松市天竜区)と常安寺(新潟県長岡市)も、パンフにこれを掲げる。
対して第一は、万願寺山九萬坊大権現(石川県金沢市)で、よく似た真言を目にした。あちらは九万坊権現、八万坊権現、照若坊権現という3兄弟の天狗を祀る。
テングとあるように、明らかに和製の真言だ。そもそも天狗自体が日本に固有の神様なのだから、その点はいい。僕が気になるのは、この天狗呪第一が天狗一般に対して有効な呪文なのか否か、という部分。個人的にはOKだと思う。
いずれにせよ、イヅナ権現の真言はここ高尾山によれば「南無 飯縄大権現(なむ いづなだいごんげん)」なので、彼の前ではこれを用いれば足りる。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#天狗
アキハ権現という天狗を祀る金胎寺(富山県射水市)のHPに、天狗呪という真言が掲載されている。その1つが「オン アロマヤ テング スマンキ ソワカ」。万願寺山九萬坊大権現(石川県金沢市)でも、よく似た真言を目にした。あちらは九万坊権現、八万坊権現、照若坊権現という3兄弟の天狗を祀る。
テングとあるように、明らかに和製の真言だ。ところが金胎寺によると、アロマヤは一説には金星を指すと。どこか忘れたがもう1か所、別の寺院でも同旨の記述を見た。
ここから色々な連想が一気に湧く。まず、鞍馬寺(京都市左京区)によればあちらが祀る天狗、護法魔王尊は650万年前に金星から飛来した。
それから、金星は梵語でシュクラだが、明星天という仏様は梵語でアルナ。アロマと音が似ている。明星天は明けの明星の中にいる仏様で、宗派にもよるが金星か木星に当てる。
アルナはあけぼのや太陽の意。暁の女神ウシャスの別名であるほか、ガルダの兄の名でもある。ガルダは日本でいうカルラ天。カラス天狗のモデルとされ、全く同じ姿だ。
僕が知っているのは以上。断片的な情報ばかりで、これだけだと関連性が薄い。偶然の一致の範囲を出ない気がする。それから個人的に、アルナが訛ってもアロダやアロンダならともかく、アロマにはならないと思う。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#天狗
写真の御朱印はイヅナ権現の眷属である天狗のもの。僕が参拝した時は8枚組みで千円だった。うち4枚には鼻の長いオーソドックスな天狗の御姿が、残る4枚には鳥の嘴を持つカラス天狗の御姿がある。
さすがに個々の尊名は無く、無病息災や心願成就などご利益のメニューのみが印字されている。いくら印刷で日付も入らないとはいえ、1枚あたり125円なんて親切すぎる。もちろん、ご本尊の御朱印だけは持参した御朱印帳に捺していただけた。
授与所で尋ねたところ、この8体の天狗は全員、別々の存在。
HPによれば、高尾山は天狗信仰の霊山として知られ、ここで言う天狗とはイヅナ権現に限った話ではないと。イヅナ権現に従い、衆生を救済すべく8枚の御朱印に記されたもの以外にも、様々な功徳を発揮することができるとある。


#薬王院 #高尾山
ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。
#飯縄大権現 #天狗
写真の御朱印はイヅナ権現の眷属である天狗のもの。僕が参拝した時は8枚組みで千円だった。
ところでこの日、僕はもう1組み、不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の御朱印も受けた。こちらも印刷で日付も入らないが、それぞれ別々の色紙が使用され5枚組み千円。もちろん、ご本尊の御朱印だけは持参した御朱印帳に捺していただけた。
こちらの御朱印の入っていた袋に、イヅナ権現はこの5尊の仏様の「五相」を合体させた姿とある。なるほど、確かにイヅナ権現は、お不動さまたちからパーツを少しずつ受け継いでいるようにも見える。
鳥の頭と翼はカルラ天。手に持つ剣と縄、そして背負う炎は不動明王。白狐に乗るのはダキニ天と同じだ。歓喜天と弁財天の要素は、僕には分からない。
それから、不動明王、歓喜天、弁財天の3尊に関しては、個別に祀るお堂などが境内にある。カルラ天とダキニ天のお堂は見つけられなかった。
別の仏様のご利益も発揮するようにと、部分的にその仏様の特徴を取り入れた像ならばよく聞く。地蔵菩薩の錫杖を持つ長谷寺(奈良県桜井市)の十一面観音、如来のように化仏を展開する福智院(奈良市)の地蔵大仏などだ。が、イヅナ権現ほどキメリカルな例は初めてだ。

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