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たかおさんやくおういん|真言宗 智山派高尾山

高尾山薬王院のお参りの記録一覧(11ページ目)
東京都 高尾山口駅

Gauche Ingalls
2024年02月13日(火)
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#薬王院 #高尾山

ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。

#飯縄大権現

イヅナ権現とアキハ権現は共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。
日本仏像大全書もイヅナ権現に関し、三尺坊という大天狗だとも伝わると記す。三尺坊はアキハ権現のことだ。

第一に出身地。ここ高尾山のHPにもあるように、イヅナ権現への信仰の発祥は、長野県長野市の飯縄山と戸隠山。
一方アキハ権現は、実在した人物と伝わる。戸隠山に鎮座する、現在の戸隠神社・宝光社の神官の家の出で、桓武天皇の時代に活躍したと。
飯縄山と戸隠山はほぼ同じ標高で、隣り合うようにそびえる。善光寺の位置する長野市街から見ると、飯縄山の背後に戸隠山が隠れる形だ。よって、イヅナ権現とアキハ権現はほぼ同じ場所を故地とすると言える。

それから不動明王との関連。HPに、高尾山のイヅナ権現は不動明王の変化身とあり、お不動さまとの結び付きを示す事柄をいくつか挙げる。
アキハ権現については、彼を祀る秋葉寺(浜松市天竜区)と常安寺(新潟県長岡市)のどちらのHPにも共通して、不動明王の修法を完成させたことによって神通力を得たとある。
また、高尾山のイヅナ権現の御朱印と、秋葉寺のアキハ権現の御朱印で捺される種子は、共にお不動さまのカーン。なお常安寺のアキハ権現の御朱印は、梵字ではない。

高尾山薬王院の御朱印
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2024年02月13日(火)
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#薬王院 #高尾山

ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。

#飯縄大権現

イヅナ権現とアキハ権現は共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。

まずは姿。どちらもカルラ天がモデルとされるカラス天狗で、不動明王の剣・縄・炎を帯び、ダキニ天と同様に白狐に乗る。高尾山によれば、イヅナ権現は彼らに歓喜天と弁財天を加えた5尊の仏様の「五相」を合体させた姿らしい。歓喜天と弁財天の要素は、僕には分からない。

また高尾山HPに、上杉謙信の兜の前立に、イヅナ権現の像が祀られている、とある。山形県の上杉神社が所蔵しているそうだ。武田信玄など戦国武将がイヅナ権現を崇敬した、という文脈の中での記述なので、謙信もまた彼の神通力に頼ったことを示す傍証として指摘しているようだ。
その謙信が創建したのが常安寺(新潟県長岡市)。遠州の秋葉山(浜松市天竜区)と共に、アキハ権現にとって総本宮にあたる。常安寺も寺宝として、謙信が兜の前立として付けたイヅナ権現の像を保有する。アキハ権現ではなく、イヅナ権現とある。本物か複製かは知らないが実際、僕も見た。
謙信がイヅナ権現とアキハ権現の双方を信仰したか、そもそも区別していなかったか、どちらかは言えると思う。

高尾山薬王院の御朱印
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2024年02月13日(火)
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#薬王院 #高尾山

ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。

#天狗

僕にとって初めて拝んだ天狗は、金胎寺(富山県射水市)で祀られていたアキハ権現。姿や出身地など、ここ高尾山のイヅナ権現とは共通点が多く、個人的に同じ神様ではないかと思う。
その金胎寺のHPに、天狗呪という真言が2種類、掲載されている。第一が「オン アロマヤ テング スマンキ ソワカ」で、第二は「オン ヒラヒラ ケン ヒラケンノウ ソワカ」というものだ。
このうち第二は真言陀羅尼という書籍だと、アキハ権現の真言として紹介されている。彼を祀る秋葉寺(浜松市天竜区)と常安寺(新潟県長岡市)も、パンフにこれを掲げる。

対して第一は、万願寺山九萬坊大権現(石川県金沢市)で、よく似た真言を目にした。あちらは九万坊権現、八万坊権現、照若坊権現という3兄弟の天狗を祀る。
テングとあるように、明らかに和製の真言だ。そもそも天狗自体が日本に固有の神様なのだから、その点はいい。僕が気になるのは、この天狗呪第一が天狗一般に対して有効な呪文なのか否か、という部分。個人的にはOKだと思う。

いずれにせよ、イヅナ権現の真言はここ高尾山によれば「南無 飯縄大権現(なむ いづなだいごんげん)」なので、彼の前ではこれを用いれば足りる。

高尾山薬王院の御朱印
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2024年02月13日(火)
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#薬王院 #高尾山

ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。

#天狗

アキハ権現という天狗を祀る金胎寺(富山県射水市)のHPに、天狗呪という真言が掲載されている。その1つが「オン アロマヤ テング スマンキ ソワカ」。万願寺山九萬坊大権現(石川県金沢市)でも、よく似た真言を目にした。あちらは九万坊権現、八万坊権現、照若坊権現という3兄弟の天狗を祀る。

テングとあるように、明らかに和製の真言だ。ところが金胎寺によると、アロマヤは一説には金星を指すと。どこか忘れたがもう1か所、別の寺院でも同旨の記述を見た。
ここから色々な連想が一気に湧く。まず、鞍馬寺(京都市左京区)によればあちらが祀る天狗、護法魔王尊は650万年前に金星から飛来した。
それから、金星は梵語でシュクラだが、明星天という仏様は梵語でアルナ。アロマと音が似ている。明星天は明けの明星の中にいる仏様で、宗派にもよるが金星か木星に当てる。
アルナはあけぼのや太陽の意。暁の女神ウシャスの別名であるほか、ガルダの兄の名でもある。ガルダは日本でいうカルラ天。カラス天狗のモデルとされ、全く同じ姿だ。

僕が知っているのは以上。断片的な情報ばかりで、これだけだと関連性が薄い。偶然の一致の範囲を出ない気がする。それから個人的に、アルナが訛ってもアロダやアロンダならともかく、アロマにはならないと思う。

高尾山薬王院の御朱印
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2024年02月13日(火)
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#薬王院 #高尾山

ご本尊はイヅナ権現。境内に天狗が何躰か祀られていた。

#飯縄大権現 #天狗

写真の御朱印はイヅナ権現の眷属である天狗のもの。僕が参拝した時は8枚組みで千円だった。

ところでこの日、僕はもう1組み、不動明王、歓喜天、カルラ天、ダキニ天、弁財天の御朱印も受けた。こちらも印刷で日付も入らないが、それぞれ別々の色紙が使用され5枚組み千円。もちろん、ご本尊の御朱印だけは持参した御朱印帳に捺していただけた。

こちらの御朱印の入っていた袋に、イヅナ権現はこの5尊の仏様の「五相」を合体させた姿とある。なるほど、確かにイヅナ権現は、お不動さまたちからパーツを少しずつ受け継いでいるようにも見える。
鳥の頭と翼はカルラ天。手に持つ剣と縄、そして背負う炎は不動明王。白狐に乗るのはダキニ天と同じだ。歓喜天と弁財天の要素は、僕には分からない。
それから、不動明王、歓喜天、弁財天の3尊に関しては、個別に祀るお堂などが境内にある。カルラ天とダキニ天のお堂は見つけられなかった。

別の仏様のご利益も発揮するようにと、部分的にその仏様の特徴を取り入れた像ならばよく聞く。地蔵菩薩の錫杖を持つ長谷寺(奈良県桜井市)の十一面観音、如来のように化仏を展開する福智院(奈良市)の地蔵大仏などだ。が、イヅナ権現ほどキメリカルな例は初めてだ。

高尾山薬王院の御朱印
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