もとしんめいぐう
御朱印・神社お寺の検索サイト
楽しみ方元神明宮のお参りの記録一覧(2ページ目)

元神明宮は、東京都港区三田に鎮座しています。最寄りは東京メトロ南北線・都営大江戸線の麻布十番駅で、そこから徒歩5分ほどの距離です。この日はお台場方面から田町を経由して訪れましたが、都会の喧噪の中にありながらも落ち着いた雰囲気を感じさせる神社でした。
この地域は起伏が多く、境内もその地形を生かして配置されています。参道を進むと坂を登るように社殿へと導かれ、途中で目に入る石垣や境内の古い構えには、長い歴史の重みを感じます。しかし、登りきった先に現れる社殿は全く趣を異にします。そこに建つのは、ねずみ色のコンクリート造りで強固かつ現代的な建築物。伝統的な木造社殿を思い描いていると意表を突かれる光景ですが、これは平成六年(1994年)に老朽化した社殿を改築したもので、都市部における安全性と耐久性を優先した結果といえるでしょう。この建物の二階部分が拝殿となっているのも特徴的で、限られた敷地を最大限に活用した造りです。
社殿の現代性とは裏腹に、創建は寛弘二年(1005年)と古く、すでに1000年以上の歴史を刻んできた古社です。長きにわたりこの地を守り続けてきたことを思うと、現代的な姿との対比がかえって印象的です。境内の手水舎はボタンを押すと水が流れる仕組みで、従来の常時流水型とは異なる合理的な形式。まだ珍しい方式であり、都市型神社ならではの工夫といえるでしょう。
御祭神は天照皇大御神。相殿には水天宮の御分霊が祀られています。さらに境内社には宇迦之御魂神が鎮座し商売繁盛や五穀豊穣の神として信仰を集めています。また、この神社は三田七福神の一社でもあり、境内には七福神も合祀されています。七福神めぐりでは多くの参拝者で賑わう様子が目に浮かびます。
豊富な境内社は一つひとつに特色があり、訪れるたびに新たな発見があるでしょう。都心の限られた敷地を活かしながら、1000余年の歴史を背負い、さらに現代的な先進性をも兼ね備える――元神明宮はまさにその両面を体現する神社といえます。


ボタン式
東京都のおすすめ3選❄️
最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう
利用開始をもって利用規約・プライバシーポリシーに
同意したものとみなします。

ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから
お問い合わせ













2
0