法話と天井絵の寺 観音寺の日常(311回目)|徳島県立道駅
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投稿日:2023年07月27日(木)
現在のパナソニック創業者、松下幸之助氏のエピソードから。
昭和四十年の初め、日本の家庭に電気炊飯器がひと渡り普及し始めた頃、松下電器では学校や病院の給食室用の炊飯器を開発していました。大量のご飯が炊けるのはもちろん、ハンドルを回せば大量のご飯を取り出せるような工夫もありました。
重役会議で開発の狙いなどを説明しましたが、重役たちの反応は思ったほどではありませんでした。昼食の弁当に開発した炊飯器で炊いたご飯が添えられました。そのご飯をおかわりした人が一人だけいました。創業者の松下幸之助です。
「この炊飯器のご飯、おいしいな。もう一杯おかわりを」
松下幸之助の一言は、開発者にとってどのような誉め言葉よりもうれしかったと言います。幸之助氏は食が細いにもかかわらず、社員を激励するためご飯のおかわりをしたのです。
相手の心を思う時、出てくる言葉の温かさ。きっとホカホカのご飯のようであったにちがいありません。
言葉は毒にもなれば、薬にもなります。とくに心が弱っているときは、言葉はとげのように刺さったまま抜けなくなることもあります。
言葉で病気が癒えることが証明されるような時代です。せめて毒にならないようにしたいものです。
合掌
仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。
昭和四十年の初め、日本の家庭に電気炊飯器がひと渡り普及し始めた頃、松下電器では学校や病院の給食室用の炊飯器を開発していました。大量のご飯が炊けるのはもちろん、ハンドルを回せば大量のご飯を取り出せるような工夫もありました。
重役会議で開発の狙いなどを説明しましたが、重役たちの反応は思ったほどではありませんでした。昼食の弁当に開発した炊飯器で炊いたご飯が添えられました。そのご飯をおかわりした人が一人だけいました。創業者の松下幸之助です。
「この炊飯器のご飯、おいしいな。もう一杯おかわりを」
松下幸之助の一言は、開発者にとってどのような誉め言葉よりもうれしかったと言います。幸之助氏は食が細いにもかかわらず、社員を激励するためご飯のおかわりをしたのです。
相手の心を思う時、出てくる言葉の温かさ。きっとホカホカのご飯のようであったにちがいありません。
言葉は毒にもなれば、薬にもなります。とくに心が弱っているときは、言葉はとげのように刺さったまま抜けなくなることもあります。
言葉で病気が癒えることが証明されるような時代です。せめて毒にならないようにしたいものです。
合掌
仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。
すてき
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