御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方

法話と天井絵の寺 観音寺の日常(304回目)徳島県立道駅

ボードゲーム「煩悩」を楽しみました

投稿日:2023年06月06日(火)
御縁があって6月3日(土)に初めての企画として「ボードゲーム大会in觀音寺」を開催しました。

※觀音寺におけるイベントや行事は公式LINEアカウントからご覧ください。
https://lin.ee/O8X90qR

ボードゲーマーはたくさんのボードゲームを持っているそうですが、私も手持ちの(煩悩」というボードゲームを出してみました😊

煩悩というボードゲームはお釈迦さまの生涯をたどりながら、煩悩を消していくというゲームです。ゲームの途中で「四門出遊」のエピソードがありました。

お釈迦さまはインドの王子様に生まれ、なにも不自由することなく生活をしていました。
ある時、お釈迦さまは門の外に出たいと言いました。彼は家来が止めるのも聞かずに外へ出てみました。

東の門を出たところに老人がいました。
『あれは、誰だ』とお釈迦さまは家来に聞きました。
『老人でございます、王子様。人はみな年老いていくのです』

南の門を出たところに、病人がいました。
お釈迦さまは『あの者は何をしているのだ』と家来に聞きました。
『病に伏せっているのでございます、王子様。すべての人はいずれ病を患いあのようになります』

西の門を出たところに、葬式の列を見ました。
お釈迦さまは『あれは何をしているのだ』と家来に聞きました。
『身内のものが死んで葬式をしているのです。人は誰でもいずれ死んでいくのです』

北の門を出たところに、僧侶がいました。
お釈迦さまは『あれは誰だ』と家来に聞きました。
『僧侶でございます。苦しみから逃れようと修行しているのです』

このとき、お釈迦さまは出家して僧侶になることを決めたのです。


なぜ、お釈迦様は僧侶になりたかったのか。
「苦しみから逃れるため」です。端的に言えば年老いて病を患い、死んでいくことが怖かったのです。

お釈迦さまは6年もの間、苦行を続けましたが悟りを開くことができませんでした。菩提樹の下で深い瞑想に入り悟りを開きました。

悟りの内容とは「煩悩をあきらめて手放し、正しい道を歩け」でした。年老いて病を患い、死んでいくことは避けられません。これらにこだわらずあきらめて手放すことが悟りなのです。

煩悩というボードゲームはなかなか深い内容で、私の解説も楽しんでもらえて有り難し!でした。

合掌
法話と天井絵の寺 観音寺(徳島県)
煩悩というボードゲームをやっている様子

すてき

みんなのコメント0件)

ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
法話と天井絵の寺 観音寺のお知らせをもっと見る352件

法話と天井絵の寺 観音寺

限定御朱印最新情報を

メールで受け取ろう

受け取る

①ホトカミに登録

②受け取りたい公式神社お寺をフォロー

コメント
お問い合わせ