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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(295回目)
投稿日:2023年04月10日(月)
法話と天井絵の寺 觀音寺では病気平癒のために護摩祈祷をされる方がたくさんいます。
あらゆる病院を受診しても治らず、やむにやまれず祈祷を申し込む方も少なくありません。老若男女を問わず、病を患い仏さまに救いを求める方に、私は仏さまへ願いが届くよう祈願します。
仏教では思うようにならないことを「苦しみ」と説きます。
生きていくのも思うようにならないので苦しみ
年老いて身体が思うようにならないのも苦しみ
病を患い「どうして自分だけ病になったのか」と思い悩むことも苦しみ
死んでいくことに恐怖を感じ、思い残すことが走馬灯のように駆け抜けてつらくなるのも苦しみ
もし、苦しみが襲ってきたとき、心の支えは何ですか?
ある人は心の支えに詩を読んで心の慰めとしました。
幸せの隠し味 かとうみちこ
辛いお塩は おいしいおしるこの隠し味
辛い 苦しみ 悲しみ そして別れ
みいんな 幸せの隠し味
ひとふり ふたふり
ほら!
幸せがとっとても おいしくなったでしょ
※ 詩の作者について
かとうみちこ・・・十六歳(高校三年生)で難病を発病 入院中に受験して大学に入学。大学卒業目前で倒れ、原因不明で大学病院を転々とし入退院を繰り返す。 体の痛みや心の痛みは「生きている証」として、文章を綴ることで自分を戒め勇気づけた
詩の作者である”かとうみちこ”さんは、病をらずらっていることを前向きに捉えて「生きている証」であるとしました。願いが仏さまに届いてほしいと思っているが如く、文章を綴りました。思いが深いほど願いは仏さまに届くように感じます。
お大師さまは
「仏日の影 衆生の心水に現ず」と説きました。
祈る人の心が鏡のように静かな水面ならば、満月はそのまま美しい姿を水面に映します。
けれども祈る人の心が荒波のようならば月の光は水面まで届いても水面は満月を映すことができません。
お大師様は、護摩祈祷のお加持を受けて御利益をいただくためには心が穏やかで静かな水面のようであれと心構えを説かれています。
どうぞ皆様の心が静かでありますように。そしてお加持の御利益が届きますように祈念しております。
合掌
あらゆる病院を受診しても治らず、やむにやまれず祈祷を申し込む方も少なくありません。老若男女を問わず、病を患い仏さまに救いを求める方に、私は仏さまへ願いが届くよう祈願します。
仏教では思うようにならないことを「苦しみ」と説きます。
生きていくのも思うようにならないので苦しみ
年老いて身体が思うようにならないのも苦しみ
病を患い「どうして自分だけ病になったのか」と思い悩むことも苦しみ
死んでいくことに恐怖を感じ、思い残すことが走馬灯のように駆け抜けてつらくなるのも苦しみ
もし、苦しみが襲ってきたとき、心の支えは何ですか?
ある人は心の支えに詩を読んで心の慰めとしました。
幸せの隠し味 かとうみちこ
辛いお塩は おいしいおしるこの隠し味
辛い 苦しみ 悲しみ そして別れ
みいんな 幸せの隠し味
ひとふり ふたふり
ほら!
幸せがとっとても おいしくなったでしょ
※ 詩の作者について
かとうみちこ・・・十六歳(高校三年生)で難病を発病 入院中に受験して大学に入学。大学卒業目前で倒れ、原因不明で大学病院を転々とし入退院を繰り返す。 体の痛みや心の痛みは「生きている証」として、文章を綴ることで自分を戒め勇気づけた
詩の作者である”かとうみちこ”さんは、病をらずらっていることを前向きに捉えて「生きている証」であるとしました。願いが仏さまに届いてほしいと思っているが如く、文章を綴りました。思いが深いほど願いは仏さまに届くように感じます。
お大師さまは
「仏日の影 衆生の心水に現ず」と説きました。
祈る人の心が鏡のように静かな水面ならば、満月はそのまま美しい姿を水面に映します。
けれども祈る人の心が荒波のようならば月の光は水面まで届いても水面は満月を映すことができません。
お大師様は、護摩祈祷のお加持を受けて御利益をいただくためには心が穏やかで静かな水面のようであれと心構えを説かれています。
どうぞ皆様の心が静かでありますように。そしてお加持の御利益が届きますように祈念しております。
合掌
すてき
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