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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(283回目)徳島県立道駅

元旦の初護摩祈祷で鳥獣戯画の法話

投稿日:2023年01月06日(金)
おかげさまで元旦の初護摩祈祷を終えることができました。

すっかり年末の風物詩となりましたが、新年特別護摩札を浄書していました。昨年は申し込み枚数が例年より多かったこともあり、クリスマスを過ぎたころから取りかかりました。いつも「もう少し早く取りかかればいいのに」という反省からです😄


元旦の朝早くから觀音寺にお参りくださり有り難し!です。30名ほどお越しくださり、いつになく盛況でした。昨年も盛況でしたが、さらに参拝人数が増えてうれしいです。

今年はうさぎ年なので鳥獣戯画の法話をさせてもらいました。京都の高山寺に所蔵され、原本は国宝に指定されています。ウサギが猿の背中を流したり、カエルに弓矢を教わったり、儀式の準備をしたりしている様子が描かれています。

現在のアニメーションは鳥獣戯画にインスピレーションをいたものではないかと考えられています。


鳥獣戯画を仏教的に読み解けば、慈悲喜捨の四摂法(ししょうほう)が織り込まれています。

例えば、ウサギが猿の背中を流したり、馬の背中をさすっている様子は「慈」にあたります。慈は慈しむという字であり、自分以外の誰かを思いやり大切にすることです。

悲は他人の悲しみを自分のことのように感じる共感を表しています。慈しみも共感をしなくてはできないことですね。

喜も共感を表しています。悲しむことも、喜ぶことも思いやりがあってのことです。

捨は捨てることですが、何を捨てるのでしょうか。
仏教的には煩悩を捨てます。
お賽銭を喜捨(きしゃ)といいます。お金を喜んで捨てるというのは違和感のある表現ですが、お金に対する執着を捨てることを意味します。

お賽銭をしながら「この100円があれば……」という煩悩を捨てるのです。

生きていく上で心がける慈悲喜捨で今年も良い年になるよう祈念しております。

合掌

仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。

すてき

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