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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(266回目)徳島県立道駅

お彼岸に紹介している法話に「月のウサギ」

投稿日:2022年09月28日(水) 08時35分02秒
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お彼岸に紹介している法話に「月のウサギ」があります。


どうして月にウサギがいるのでしょうか。
仏教説話の「月とウサギ」にこんな逸話が書かれています。

森の中でウサギと山犬、サルが仲良く暮らしていました。そしてウサギは「食べ物はひとり占めしないでお布施をすることが大事だよね」と言っていました。


ある日のこと。
ひとりのお坊さんが森を歩いていました。足元がふらつき、ヨロヨロしながら歩いています。
ウサギは「旅のお坊さん、どうしたのですか?」と聞きました。
すると、旅のお坊さんは消え入りそうな声で「この数日、何も食べていないのだ。何か食べ物を分けてもらえないか」と言いました。

ウサギ、山犬、サルは、すぐに食べ物を探しに行きました。

山犬は、川岸の砂に埋められていた魚を取ってきてお坊さんに差し上げました。
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お坊さんは「おお、これはこれは」といって受け取りました。

サルは、果物を見つけてお坊さんに差し上げました。
お坊さんは「おお、これはこれは」といって受け取りました。

ウサギは、自分の食べ物を探すことにも苦労している時期でお坊さんの食べ物を見つけることができませんでした。

トボトボと帰ってきたウサギはお坊さんに「枯れた木を集めて火を起こしてください」と頼みました。
お坊さんはウサギに言われたとおり火を起こしました。

パチパチと火が燃えはじめたとき、ウサギは言いました。
「私は何も食べ物を見つけることができませんでした。だから、私は火の中へ飛びこみます。焼けた私の身体を食べてください」
意を決してウサギは火の中に飛びこみましたが、不思議なことに火はまったく熱くないのです。

そのとき、お坊さんは帝釈天へと姿を変えました。
「私はお前がいつも言っている本当の布施はどのようなものかと試してみたのだ。すばらしい布施であった。褒美として月にお前の姿を描いてやろう」

帝釈天は山をギュッとしぼった汁で月のうさぎの絵を描きました。
ウサギたちは月を見るたび「もっと本当の布施をしようね」と誓い合いました。



ウサギは自分の身を投げでしてまで布施をしようとしました。これを捨身施(しゃしんせ)と言います。布施の中でも最も難しく尊いものであると説かれています。ウサギは生まれ変わってお釈迦さまになったといわれています。

この仏教説話はYouTubeチャンネルでも配信しています。


※ 音声配信も同時収録しています。スマートフォンアプリ スタンドFMから「アクティ部ぼうずの法話なRadio」を聞いてみてください。


「月のウサギ」は、お彼岸の入りに書いた布施の話が仏教説話として残っているものです。仏教の基本は布施なのだと教えてくれます。


合掌

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。


その他のブログはこちらでご覧ください。
https://ameblo.jp/taisyaku2016/
法話と天井絵の寺 観音寺(徳島県)
月でウサギが餅をついているイラスト

すてき

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