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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(265回目)徳島県立道駅

お彼岸なので六波羅蜜の精進を説いてみた

投稿日:2022年09月23日(金)
台風一過ですっかり秋の風になりました。
夏バテならぬ秋バテがあるようで、日中の気温差が7度以上ある日は要注意です。


子育ての悩みに仏教が効く!という本の企画を進めているのですが、本を読んだらどんな良いことがあるのかについてうまく言えずにいました。

担当の出版プロデューサーの方と相談していて「仏教を教えようとするのではなく、お母さんが楽になることを伝えよう。その方法として仏教があるのだ」と気がつきました。
ここから本の企画を練り上げていきます。



さて、お彼岸という仏教週間に行う六波羅蜜(ろくはらみつ)について毎日1つずつ紹介しています。3日目は精進(しょうじん)です。


お彼岸は仏教週間として、6つの修行をしましょうと説かれています。
① 布施・・・見返りを求めず親切をすること
② 持戒・・・自分に課したルールを守って生きていくこと
③ 精進・・・1つのことをあきらめずに続けること
④ 忍辱・・・耐え忍びガマンすること
⑤ 禅定・・・心静かに過ごすこと
⑥ 智慧・・・仏さまが説いた教え

このうち、③精進について書いていきます。

エルバート・ハバード(作家/アメリカ)の名言を見つけました。
「人生における最大の失敗は、失敗を恐れ続けることである」 

作家らしい名言ですね。

いつのときだったか忘れてしまいましたが、私の失敗をひどく笑われたり、なじられたりしたことがありました。それ以降、私は極端に失敗を恐れるようになりました。
その反面、なるべくたくさんの人に受け入れてほしいと切に願うようになりました。

受け入れてほしいと願うばかりに、媚びに似た感情が沸き上がりウケることは何だろうとリサーチしたことがあります。リサーチすればするほど自分から遠くなり、自分らしさがなくなりました。結果として自分がよく分からなくなり、迷走したことがあります。

上記の名言を見て、私にチャレンジ精神があったことを思い出しました。失敗してもコツコツ続けていくことができるメンタリティがあります。

仏教ではコツコツ続けることを精進と言います。
線香がジワジワ燃え続けることに似ています。




線香は火をつけたところから燃えていきます。
線香の途中から突然燃え出すことはありません。
このことから線香は精進に例えられます。

今日は精進の日です。どんなことをコツコツと精進しますか?
線香が燃えるように、地味だけれど燃え尽きてしまう最後まで続けていきましょう。

合掌

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。

すてき

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