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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(204回目)徳島県立道駅

秋の先祖供養を行いました

投稿日:2021年11月26日(金)
お寺もグループを作って共同で寺院行事を行っています。
觀音寺の所属するグループ(結衆:けっしゅう と言います)では、年に一度 檀家さんのご先祖さまと歴代住職を供養する行事(大法会といいます)が盛大に行われています。今どき珍しくなりましたが、たこ焼きや大判焼きなどの出店が立ち並び、2日間で延べ700名の参拝者が訪れます。

檀家さんは毎年大法会(だいほうえ)を楽しみにしています。
お盆ごろになると、当番寺院はどこか?という問い合わせが増えます。

今年は新型コロナ感染症拡大により、昨年より大法会は延期となっています。
そこで今年は高野山の聖火をお迎えして、寺院ごとに秋の先祖供養を開催することに決まりました。
觀音寺では11月21日(日)に秋の先祖供養を行いました。

 ちなみに大法会とは、500年以上前から年に一度行われている歴史ある寺院行事です。
空海上人が中国へ留学したとき、師匠の恵果和尚が亡くなりました。
空海上人は恵果和尚を供養するため、3日間に昼夜5回の読経をしました。

大法会では空海上人が恵果和尚を供養した方法と同じように、檀信徒のご先祖様ならびに各寺院の歴代住職の戒名と施主名を読み立てをして供養します。

ただし、大法会では次の条件を満たさなくてはいけません。
①高野山奥之院で1000年以上消されることなく灯りつづけている聖火を本堂に迎えること
②鳴門結衆12ヶ寺が一堂に集まること
③2日あるいは3日かけて5回の読経を行うこと
④鳴門結衆12ヶ寺のご先祖さまならびに歴代住職の戒名を読み立てして供養すること
⑤境内に大卒塔婆を立て、御本尊から五色線(ごしきせん)を結ぶこと

今回は①と④しかできませんので、大法会ではなく秋の先祖供養となります。
11月21日(日)午前9時30分から過去帳の読み立てをしてご先祖さまの供養を行いました。
新型コロナ感染症対策をしながらの開催となりましたが、檀信徒の皆さまは親・子・孫の親子三代でお越しになる方もいました。

大法会では全国的にも珍しい投げ銭供養を行っています。


小さいお子さんは、投げ銭を楽しみにしていたようです。
お母さんやおばあちゃんをまねて投げ銭をしていました。

おかげさまで晴天にも恵まれました。
檀家さんには「住職さんが日頃精進しているおかげだわ」と言ってもらえました。
私の幼少期から知っている人ばかりで、私の母と同年代です。
認めてもらえるようになるまで15年かかりました。
期待に添えるようこれからも精進します。

合掌

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。
法話と天井絵の寺 観音寺(徳島県)
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すてき

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