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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(182回目)徳島県立道駅

お香を焚く意味は精進の象徴

投稿日:2021年09月22日(水)
9月20日(月)に彼岸の入りになってから、早くも3日目となりました。



お彼岸は仏教週間として、6つの修行をしましょうと説かれています。

① 布施・・・見返りを求めず自分が大切にしているものを少し分け与えること

② 持戒・・・自分に課したルールを守って生きていくこと

③ 忍辱・・・耐え忍ぶこと

④ 禅定・・・心を落ち着けること

⑤ 精進・・・1つのことをあきらめずに続けること

⑥ 智慧・・・仏さまが説いた教え



このうち、精進について書いていきます。



お仏壇にいろいろお供えをしますが、欠かせないのがお香(線香)です。

香を焚く(焼香をする)のは仏教的に意味があります。


1.途中で消えることがなく、最後まで燃え尽きる
じっと堪え忍ぶように燃え、最後に静かに消えていきます。
一つのことを最後までやり遂げることを「精進する」といい、線香が燃える様子を「精進」に例えます。







うまくいかなかったり、イヤなことがあったりすると、すぐ投げ出してしまいます。

簡単にできそうなものをつまみ食いして、できなければ人のせいにしてしまいがちです。

ちょっと刹那的すぎるなと思うことがあります。



線香が一度火をつけると最後まで燃えるように、腰を落ち着けてじっくりと取り組む姿勢を身につけましょう。

最終的にうまくいかなかったとしても、経験という財産が残ります。

精進してみるのも悪くないものです。





他にもお香を焚くことには意味があります。



2.どこまでも広く行き渡る
本堂に一歩足を踏み入れると、「フワッ」とお香の香りが私たちを包み込んでくれます。
お香の匂いは一瞬にして私たちの心を穏やかにさせてくれます。

3.あらゆるものを清める
お香の香りはしなやかにすべてのものを包み込みます。
イヤな匂いはもとより、私たちの心まで包み込んで清らかにしてくれます。

線香が慌てず、騒がず燃えるように、今日は精進を心がけましょう。



合掌



仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。

すてき

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