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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(174回目)徳島県立道駅

故人の思い出〜孫を見る目が忘れられない〜

投稿日:2021年09月08日(水)
人生には3つの坂があります。
上り坂
下り坂
まさか!

寺院住職として葬送に関わっていると、必ずしも往生だったお別ればかりではありません。
朝、元気に出勤して30分後に帰らぬ人になることもあります。

私は、法事に参列するご遺族に対して何回忌であっても「故人の思い出を語り合う1日にしてください」とお願いしています。
故人を知る人が集まって「こんなことを言っていたな。あんなことも言っていたな」という会話をしているうちに、故人の生前の姿をありありと思い起こすことができます。

先日に一周忌を迎えたご遺族も、まさか!のお別れを体験されました。
あの日から1年が過ぎ、ご遺族は故人の思い出を語ってくださいました。

故人は40代でおじいちゃんになることができたことを喜んでいました。
初孫は目に入れても痛くないほど可愛がるものだと言いますが、故人も初孫を可愛がったそうです。
「一年たちましたが、いまだに夫が孫をみる目が忘れられない。孫と接することができたのは一瞬だったけれど」

幼い孫はおじいちゃんの法事に参列し、つまらなそうにしていました。
お寺の本堂で両親が心妙な顔をして座っていることが不思議だったのだと思います。

故人は初孫ともったたくさんの思い出を作りたかったことでしょう。
それは適わなくなりましたが、ご遺族の思い出の中で故人の孫が楽しく遊んでいる姿はいつまでも残ると思います。

故人を忘れないことが供養です。
いつまでも故人を想い続けることが供養です。
よき供養が続きますように祈念しております。

合掌

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。
法話と天井絵の寺 観音寺(徳島県)

すてき

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