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法話と天井絵の寺 観音寺の日常(120回目)徳島県立道駅

一休さんが伝えたお香の十徳

投稿日:2021年05月23日(日)
第2回目の「お寺でお香づくり体験」でした。

人の数だけ違うお香ができあがります。
材料は毎回同じなのですが。

好きな匂い、気に入った匂いはそれぞれ違います。
お寺らしい匂いが好きと言う人もいれば、美味しそうな匂いが好きという方もいます。

今回は自分で作った匂いをかぎながら「美味しそう」を連発している方もいました。
美味しそうな線香の匂いって、どんな匂いなのか興味がありますね。

さて、”お香の十徳”をご存じですか?

もともとは北宋の書家・詩人、黄こう庭てい堅けんによって記された漢詩です。
「一休さん」の説話でも知られる一休宗純によって日本に広められました。

一休さんはアニメのイメージが強いですが、実際の一休さんは破天荒な人でした。
とんちを効かせた笑い話は完全な創作です。

一例を挙げると、こんなエピソードが残っています。
お正月に一休さんは杖に骸骨をぶら下げて「ああめでたい 親が死に 子が死に 孫が死ぬ」とつぶやきながら歩いていました。
正月なのに縁起でもないと咎められると、一休さんはこう反論しました。
「親にとって子どもや孫に先立たれることほどつらいことはない。歳の順に親、子、孫と死んでいくのが幸せではないか」

破天荒な人柄で知られる一休さんですが、文化人でもあり”お香の十徳”のような後世に残る教えを残した人でも知られています。

お香には十のよい徳があります。
1. 感覚が研ぎ澄まされる
特に匂いに敏感になる
2. 心身を清らかにする
塗香は手に塗ることで身体を浄めることができます
3. よく穢れを取り除く
邪気のようなものを取り除くことができます
4. よく眠りを覚ます
眠気が覚めます
5. 静けさの中に安らぎをもたらす
お香の匂いで心が安らぎます
6. 忙しい時にも心を和ませる
気持ちが焦ってしまうようなときにも落ち着くことができます
7. 多くても邪魔にならず
線香はかさばらないので持ち運びに適しています
8. 少なくても十分に足りる
線香一本だけでもよい香りが満ちます
9. 年月を経ても朽ちず
年単位で保管できます(ただし湿気やカビに弱いです)
10. 常に用いても障りはない
習慣性や依存性はありません

お香を焚いて徳を得ましょう。

合掌

仏教の知恵で心豊かに過ごせますように祈念しております。

※ お香づくり体験は3名以上集まれば開催を検討いたします。ホームページまでお問い合わせください。

すてき

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