富士山本宮浅間大社のお参りの記録(1回目)
静岡県富士宮駅

【富士山本宮浅間大社（ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ）】
～富士山世界遺産構成資産（神社：1/8）～
　第7代孝霊（こうれい）天皇（在位：前290－前215）の御代、富士山が大噴火をしたため、周辺住民は離散し、荒れ果てた状態が長期に及んだという。第11代垂仁（すいにん）天皇（在位：前29－70）はこれを憂い、その3年（前27）に浅間大神を山足の地（富士山麓の適所）に祀り山霊を鎮められたのがはじまりとされる。第12代景行（けいこう）天皇（在位：71－130）の40年（110）日本武尊（やまとたけるのみこと）が浅間大神を山宮（現、山宮浅間神社社地）に遷し、更に第51代平城（へいぜい）天皇（在位：806-809）の大同元（806）年、坂上田村麻呂（さかのうえのたむらまろ）が、現在の大宮の地に遷したとされる。
　富士山信仰の広まりと共に全国に祀られた1300余の浅間神社の総本宮。
ー祭神ー
①木花之佐久夜毘売命（このはなのさくやひめのみこと）(別称：浅間大神（あさまのおおかみ）)…大山津見神（大山祇神）の御息女で大変美しく、天照大御神の孫神の邇邇芸命（瓊々杵尊）の皇后となる。神徳：縁結び・安産子育。
②邇邇芸命（ににぎのみこと）…天照大御神の孫神であるので天孫とも呼ばれる。地上に降臨した邇邇芸命は、木花之佐久夜毘売命という美女と出会い妃とした。神徳：事業繁栄・心願成就。
③大山津見神（おおやまつみのかみ）…木花之佐久夜毘売命の父神。日本中の山を束ねる神様。神徳：山林守護・商売繁盛。

　富士山（八合目以上）は当社の境内地。頂上には、奥宮並びに末社久須志神社（くすしじんじゃ）が鎮座する。
　翌朝の富士登山（奥宮参拝）の安全を祈願します。