戸岩寺

滋賀県 木ノ本駅

戸岩寺

旧戸岩寺
716年僧・行基によって開かれた。
8世紀末から伝教大師・最澄、弘法大師・空海、慈覚大師・円仁が入ったという。
寺宝は収蔵庫・世代閣に安置されている。

　戸岩寺は、與志漏神社（よしろじんじゃ）の境内にあり、鶏足寺の仏像群を安置する「乙高閣」に隣接しています。以前仏像の盗難にあったため、里人の浄財で戸岩寺の仏像達を安置する「世代閣」を造ったそうです。月光・日光菩薩を両脇侍に従えた御本尊の薬師如来像は、滋賀県最古の薬師で、奈良から平安初期の作といわれています。木心乾漆法で造られた3体の十二神将立像や十所権現神像がありましたが、魚籃観音は初めて聞いた名前で、左手に魚の入った駕籠を持っていました。
　境内には、薬師堂や鐘楼、大日堂があり、大日堂を覗いてみたら、立派な大日如来像がいらしてびっくりしました。奥には、與志漏神社があって、静かな空間を作っていました。