おいそじんじゃ
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奥石神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年05月14日(土)
参拝:2022年4月吉日
【近江國 式内社巡り】
奥石神社(おいそ~)は、滋賀県近江八幡市安土町東老蘇にある神社。式内社で、旧社格は県社。祭神は天児屋根命。別名は「鎌大明神」、「鎌宮(神社)」。本殿は国指定の重要文化財。なお、所在する「老蘇森(おいそのもり)」は国指定の史跡。
社伝(1384年『奥石神社本紀』)によると、第7代孝霊天皇5年(375年)に石辺大連が老蘇森に神壇を築いて大歳神御子を祀ったことに始まる。第10代崇神天皇の御代に吉備津彦が宮殿を設けて澳津比古命、澳津比売命を、第15代応神天皇の御代に賀佐朝臣(吉備津彦後裔)が日本武尊、橘比売命を配祀したとされる。一説には繖山(きぬがさやま)を神体山とする原始信仰に始まる神社とされ、現在地は繖山山頂の磐座を遙拝する里宮とする説がある。社伝では、平安時代の851年には正六位上の神階を奉授したとされる。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「近江國 蒲生郡 奥石神社 小」に比定されている。安土桃山時代の1581年に社殿が再建され、近世には本殿に火除竈神が祀られ、「竈」の字に「鎌」の字が充てられたことから、「鎌大明神」、「鎌宮(神社)」と称された。明治時代に入り、近代社格制度のもと県社に列格し、「奥石神社」と改称した。
当社は、JR琵琶湖線・安土駅の南東3kmの平地、田園地帯脇の森(老蘇森)の隣にある。近くには幹線道路(国道8号線)が走っており、旧中山道沿いにある。境内はかなり広大で、南側入口から入ると、巨木が林立する参道を通って、空が抜けた社殿周りに到達する造り。幹線道路近くの東側の入口から入ると、広く明るい公園(庭園)を抜けて社殿周りに至る。社殿は舞台のような拝殿と、瑞垣で囲われた本殿が分離された形式で豪壮な感じ。本殿は国指定の重要文化財でもあり見応え十分。
今回は、近江國の式内社、滋賀県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の昼過ぎで、自分以外には参拝者はいなかった。
境内南端入口全景。旧中山道に面している。周囲は昔ながらの閑静な住宅街。
左手の石柱には<安産守護 鎌宮>とある。
左手の石柱には<安産守護 鎌宮>とある。
<鳥居>と<社号標>。鳥居から社殿までは200m近くある。
社殿までまっすぐ伸びる参道。木々の包まれ感が心地良い。
参道左手にある<吉住稲荷神社>。
<吉住稲荷神社>の社殿。
吉住稲荷神社そばにある<御神木>。
社叢エリアの先には、明るい社殿周りが見えてくる。
参道左側の<狛犬>。かなり年季が入っている。
参道左側の<狛犬>。一部削れてしまっていて、ちょっとかわいそう。
参道正面の眺め。広々とした境内に大きな社殿。境内は広いのに、非常によく掃き清められている。気持ちが良い空間。
参道右手の<手水舎>。
参道右手の建物。
手前に<拝殿>、奥に瑞垣に囲われた<本殿>という造り。
<拝殿>全景。大きく端正な造り。
拝殿前左側の<狛犬>。
拝殿前右側の<狛犬>。
<拝殿>全景。バランスの良い美しい外観。
社殿の左手(西側)にある、国の史跡<老蘇森(おいそのもり)>。古くは平安時代の歌に見られ、『梁塵秘抄』などの書物では近江國の歌枕として紹介されているとのこと。
老蘇森はそこそこ鬱蒼としているが、普通に歩いて回ることができる。古代、石辺大連が木々の苗を植えて神々に祈ると、大森林になって石辺大連は百数十歳まで生きながらえたため<老蘇森>と名付けられたとのこと。
社殿の左手(西側)の建物群。
<本殿>周り全景。瑞垣には2つの中門がある。門の屋根まで檜皮葺。
まず左側の中門で参拝する。こちらは境内社の<諏訪社>。
中門の中を覗くと、隣に比して小さめの<諏訪社の本殿>。安土桃山時代の造営とされている。一間社流造、檜皮葺。
つづいて右側の中門で参拝する。こちらが本社の本殿。
右側の中門の内側にある<本殿>。安土桃山時代1581年の造営。三間社流造、向拝一間、檜皮葺。国指定の重要文化財。美しい!(o^―^o)
<本殿>全景。
本殿の右手(東側)にある<社務所>。御朱印はこちら。
社務所の南側にある<神池>。
社務所の東側から裏参道が伸びているが、芝生と樹木中心の自然公園のようになっていて、子連れ家族がピクニックをしていた。(o^―^o)
境内北東側にある広々とした裏参道入口。ここにも大きな<社号標>。(^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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