望湖神社のお参りの記録(1回目)
滋賀県能登川駅

東近江市で神社巡りに行ってきました。
伊庭庄の産土神として尊崇を集めています。
建久４年（1193）、大和国多武峰より勧請され、かつては多武大明神と称し、集落の北に鎮座しました。慶長６年（1601）伊庭庄の領主徳永寿昌が願主となり、伊庭山の麓に社殿を造営し遷座しました。
明治４年（1871）より望湖神社と称しました。
伊庭祭りの坂下しでは、伊庭山上の繖峰三神社の三社、山麓の当社、里の大濱神社の５社の神々（神輿）が集落や周辺の田畑を巡り、伊庭内湖畔の郷頭野へと渡御します。
本殿は、棟札から元禄４年（1691）に建立された三間社流造で、滋賀県指定文化財です。
石灯籠は南北朝期のもので、社殿造営時に勧請元である多武峰談山権現（現談山神社）より贈られたと伝わり、東近江市指定文化財です。