伊庭薬師堂のお参りの記録(1回目)
滋賀県能登川駅

東近江市で神社巡り中に寄らせて頂きました。
聖徳太子ゆかりのお堂です。
聖徳太子が繖山の麓を歩いていると山腹から瑠璃色の光が立ち上り、その光の源に至ると、光の中から薬師瑠璃光如来の姿が浮かび上がりました
感動した太子はその姿を留めようと、傍らの大木に薬師如来の像を刻むと、薬師如来のもとから、あらゆる病を癒す洗眼の泉が滔々と湧き出てきました
喜んだ太子はこの薬師如来を安置するための寺院を建立し「新泉寺」と命名、人々の帰依を受け大いに栄えました。永禄年間の戦禍に遭い、お寺は焼け落ちてしまいましたが、不思議にも薬師如来の尊像は少しも損なわれることなく、焼け跡にたたずんでおられました。
喜んだ村人は、この尊像を伊庭の集落に迎え、薬師堂を建立し安置しました。
薬師如来像は秘仏で、12年に1度、寅年にご開帳されています。