天台宗
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滋賀県湖南地区の寺院巡りの5寺目は、滋賀県甲賀市水口町に在る楊柳山 千光寺です。
天台宗で、本尊は秘仏・十一面千手観音(重文)。
本尊開帳は、4/17、7/17、9/17の年に3日ですが、その日以外でも総代の方と調整出来れば拝観可能です。拝観予約は「甲賀市教育委員会 歴史文化財課」に連絡して総代の方に話を通して頂き、総代の方と拝観日時調整する必要があります。
伝えによれば、749年に行基の開基、左大臣橘諸兄が建立。その後、1580年兵火に遭い、1645年に現在地に再建。更に1855年に火災により焼失し、現在の本堂は1878年に建てられた。往時は、甲賀六大寺の1つで西住院を始め10坊が有った大寺院であったというが、現在は本堂と収蔵庫だけで、無住と寂しい限りです。
約束の時刻に着くと既に総代の方がいらっしゃいました。ふと本堂の前にある石柱を見ると「川枯寺」と彫ってあります。あれ?と疑問に思い総代の方にお訊きすると、この名は隣の八坂神社に淡海川枯姫(おうみのかわかれひめ)を祀ってある事から、その神宮寺として川枯寺(せんこじ)と名付けたが、時が経ち「千光寺(せんこうじ)」と同じ音の字に変えて現在に至っているとの事でした。
早速、収蔵庫の鍵を開けて頂いて、庫内に入らせて頂きました。十一面千手観音、高さ136cm、刻眼でややつり目気味で厳しいお顔。でも大きく感じ、威厳があります。
厨子にも入っておらず、仏像の周りを1周出来て、横から、後からも拝観可能です。(なかなか観れません。)写真も撮って構わないとの事でしたので遠慮無く撮らせて頂きました。
それから、本堂も観られますか?と聞かれたので、是非ともと。年に数回の法要にしか使われていないのか、余り手入れがされていない感じでした。
総代の方は以前土木関係の仕事をされており、その経験を生かして現在は平日野洲市の古墳発掘現場で測量等なさっているそうです。また、総代の任期がこの3月迄のため最後のお勤めで境内の整備を行っているとの事でした。(ご苦労様です。)
拝観料500円お支払し、折角なので書置きの御朱印を頂きましたが、その際に御朱印を書いているのは奥様だと仰有ってました。
御朱印
鐘楼跡
手水
何故か川枯寺
川枯寺→せんこじ→せんこうじ→千光寺
本堂
収蔵庫
本尊・十一面千手観音
先日、ニュースで、「日本では、毎年○○もの寺社が無くなっています。」と聞こえてきました。具体的な数字はわかりませんが、ふと、千光寺さんを思い出しました。
2019年8月にご縁をいただいたのですが、ご住職が亡くなられ、檀家さんが持ち回りでお寺さんを守っておられるという話でした。この日も、予約時間に作業服で車を走らせ、鍵を開けてくださいました。「写真撮っていいですよ。」と言っていただきましたが、カメラを向けることはできませんでした。
でも、観音さんのこと、お堂のこと覚えています。
宗派:天台宗
御本尊:十一面観世音菩薩
創建:749年
いただいた御朱印です。
名称 | 千光寺 |
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御朱印 | あり |
限定御朱印 | なし |
電話番号 | 0748-62-6667 お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
巡礼の詳細情報
近江西国三十三箇所 第27番 | 御本尊:千手観世音菩薩 御詠歌: 頼もしな 千々の光の 照らしなば 後の闇路に いかで迷わん |
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詳細情報
宗旨・宗派 | 天台宗 |
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