国宝殿【比叡の霊宝展】ご案内

現在、東塔地域“国宝殿”にて開催中の特別展【比叡の霊宝】に
『久隔帖（きゅうかくじょう）』が14日より新たに加わりました。

『久隔帖』とは、
伝教大師 最澄が弘法大師 空海の元で修行していた弟子の泰範に宛てた
とされる文章で、現存する唯一の最澄直筆書状です。（国宝）

「空海（敬意をこめて大阿闍梨とかいてある）からいただいた詩の中にある、
自分が知らない書物の内容や意味を私の代わりに空海に聞いて、教えてほしい」

という内容で、
最澄と空海の交流があったことを示すとともに、
最澄の真摯な人柄がよくあらわれている非常に貴重な宝物です。
筆跡もとても柔らかいですね。

国宝殿でご覧いただけるのは、12月4日までとなっております。
※奈良国立博物館所蔵

実際に最澄様がお過ごしになられた比叡山で直筆の書状をみることができる、
この機会をお見逃しなく。
延暦寺ご参拝の際には、ぜひ国宝殿へお立ち寄りください。

【比叡の霊宝展詳細はこちら：https://www.hieizan.or.jp/archives/5414】

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