三社神社のお参りの記録(1回目)
大阪府弁天町駅

大阪府大阪市港区磯路に鎮座する三社神社を訪ねました。最寄りは大阪メトロ（参拝時は大阪市営地下鉄）中央線弁天町駅より徒歩10分。この神社は、大阪市の西部、いわゆる湾岸エリアに位置しており、周辺一帯は埋立によって造成された平坦な地形が広がっています。海に近く、工業地帯や港湾施設も多いこの地域において、地域の守り神として長く親しまれてきたことがうかがえます。

今回は、普段あまり訪れる機会のないエリアということもあり、土地勘がまったくない中での参拝となりました。大阪メトロを利用しながら、地図アプリを頼りに移動していたところ、ふと目にとまった神社のマークを手がかりにして足を運んでみることに。まさに偶然のご縁といえる参拝でしたが、その分、新たな発見と出会いに恵まれた時間となりました。

神社の由緒を調べてみると、この地が新たに開かれた土地、すなわち新田であったことにちなみ、その開発と安全を祈願して創建されたとのこと。埋立地に立地していることを思えば、その歴史的背景にも大いに納得がいきます。また、ご利益として海上安全が挙げられているのも、港町としての地域性をよく反映しており、海に関わる人々の心の拠り所として信仰を集めてきた様子が伝わってきます。

街なかの静かな一角にたたずむ三社神社。都会の喧騒を少し離れて、土地の歴史と向き合うひとときを過ごすことができました。