白山神社のお参りの記録(1回目)
新潟県白山駅

#白山神社

主祭神はククリヒメの大神、イザナギの命、イザナミの命。配祀神にアマテラシマス皇大神、八幡大神。合祀神多数。

#菊理媛大神 #白山比咩大神

日本書紀では菊理媛神。

「日本神話屈指のミステリアス・ビューティーといえば？」

たぶん、票の95%はセオリツヒメの尊とククリヒメの大神に集中するだろう。そもそもこの2柱、同一視されることもあるそうだ。
古事記には登場せず、日本書紀の別伝にたった一度だけ登場する、謎めいた神様。スピリチュアル関係の本でも、言及されることが突出して多いように感じる。

”よもつひらかさ”でイザナギの尊とイザナミの尊の間に争いが生じた。この時ククリヒメの神がイザナギの尊に何かを言うと、イザナギの尊はその言葉を褒めた。
日本書紀に書かれているのはこれだけ。ククリヒメの神が何を言ったのかも不明だ。ただ、ここ白山神社や白山比咩神社（石川県白山市）は一致して、争いを仲裁したとする。

なお先代旧事本紀も、日本書紀のこの部分を引用する。わずかに言葉を補っていて、「万事を総括した彼女の言葉をイザナギの尊は褒めた」とある。
神名のククリの意味について、「この世とあの世の間を取り持つ」などいくつかの解釈があるらしいが、先代旧事本紀はそのうち、「物事を締めくくる」を採用したものと思われる。