玄賓庵

奈良県 三輪駅

桧原神社様から山の辺の道を歩いて玄賓庵様へ
向かいました｡

玄賓庵様は真言宗醍醐派のお寺様です｡
御本尊は山邊三光不動尊と聖観世音菩薩を
お祀りされています｡

平安初期に桓武天皇や嵯峨天皇にから信任を
得ながら俗事を嫌い三輪山の麓に隠棲したという
玄賓僧都が修行した場所として伝えられています｡
かつては山岳仏教の寺院として三輪山の檜原谷に
ありましたが明治初年の神仏分離により大神神社に
近い現在地に移られました｡
玄賓僧都は河内国の弓削氏の出で一族から道鏡の
ような者が出たことを恥じて隠棲し修行に打ち込んだ
との説があります｡

境内は丁寧に掃き清められていました｡
山門の外は山の辺の道を歩くハイカーがたくさん居られたのですが玄賓庵様に立ち寄られる方は私達以外に
居られませんでした。
こんなに素敵な寺院なのに勿体ないなぁ～
などと｢余計なお世話や!!｣とツッコミを入れられる
ような事を考えながら暫く境内を楽しませて
いただきました｡

【玄賓庵】
初めての参拝。大神神社から狭井神社へ、そのまま檜原神社へと山辺の道を行く途中にあるお寺さん。
この後、スマホの地図アプリではここから檜原神社への道のりは、もの凄い遠回りの道が表示されていましたが、看板の矢印の向きに従い進むと無事に檜原神社へ辿り着きました。

平安時代の僧・玄賓（げんぴん）僧都の庵がはじまりと伝わる。
かつては山岳寺院で三輪山の檜原谷にあったが、明治の神仏分離で現在地に移された。