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威徳天満宮のお参りの記録一覧
奈良県 吉野駅

らんでぃー
らんでぃー
2022年12月04日(日)
367投稿

威徳天満宮は奈良県吉野郡吉野町、金峯山寺境内に鎮座しています。 社伝によれば、天徳3年(959年)の創建とされ、如意輪寺の開祖とされる日蔵道賢(にちぞうどうけん)により天慶4年(941年)に菅原道真公の分霊を祀ったとされています。 拝殿横に掲げられた由緒書には面白い逸話が載っていました。 日蔵上人が大峯山中の笹の窟という所で修行を積んでいた時のこと。 ある日上人は修法中に仮死してしまい、地獄の閻魔王宮らしき場所に行き着つきます。 そこで冥土を彷徨う、自らを延喜の帝(醍醐天皇)と名乗る人物に出会います。 上人が話を聞くとその者は「生前は善政を行ったつもりだが、菅原道真を太宰府に流してしまった罪で死後の苦しみにあっている。 生前に私が師と仰いだ上人よ、再び生き返り、どうか菅原道真公の霊を祀ってほしい。 そうすれば、私はこの苦しみから救われるだろう。」と告げられます。 上人は蘇生し、その後修行を終えて吉野山へと戻り、威徳天満宮として祀ったのがこの社殿であるとのこと。 慶長年間(1596年~1615年)には豊臣秀頼によって改修されたと云われています。 日蔵道賢に関しては別の説では、雷神鬼王などの異形の配下を伴って現れた菅原道真の霊と遭遇し話をしたとも。 …色々伝説の残るお坊さんです。 金峯山寺蔵王堂が壮大すぎて、その傍らに建っている社は割と見過ごされがちですが、ほど良く古社で興味深い由緒の伝わる神社でした。 尚、御朱印はこの後にお詣りした吉水神社で戴きました。

威徳天満宮(奈良県)

威徳天満宮・鳥居と狛犬

威徳天満宮の本殿

威徳天満宮・拝殿

威徳天満宮の御朱印

御朱印

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神祇伯
神祇伯
2021年12月09日(木)
1458投稿

菅公聖蹟二十五拝の第7番です。吉野山で修行をしていた日蔵上人がひょんなことから閻魔宮に行ってしまい、そこで彷徨っていた醍醐天皇さまに道真公を弔ってほしいと頼まれて創建したなんともファンタジーな天満宮です。

威徳天満宮の鳥居

《鳥居》
神社は単体の神社ではなく、金峯山寺内にあります。

威徳天満宮の歴史

《由緒書き》
醍醐天皇さまの心労が伺えますね…
吉水神社で御朱印がいただけます。

威徳天満宮の建物その他

《菅公聖蹟二十五拝の碑》
松浦武四郎氏の奉納です。

威徳天満宮の本殿

《本殿》🙏

威徳天満宮の本殿

👁チェックポイント‼️
神社の素のみ素のままの遮断に比べると意匠なんかは豪華絢爛さを重要視されたお寺らしさが色濃く出てますね。豊臣秀頼公の再建したものです。

威徳天満宮(奈良県)

《境内》

威徳天満宮の末社

《稲荷社二社》
威徳天満宮と同じく金峯山寺の境内にあります。
久富大明神と吉富稲荷大明神と呼ばれています。

威徳天満宮の末社

《後醍醐天皇導稲荷社》
入り口にもありました。これは後醍醐天皇さまが吉野に逃れるとき伏見稲荷大社の前で和歌を奉納し、吉野まで灯りを灯して導いてくれた伝承に基づいて創建されています。

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