でんこうじ|律宗
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楽しみ方伝香寺へのアクセス
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駐車場に関する投稿

奈良県の寺院巡りの2寺目は、1寺目と同じく奈良市の近鉄奈良駅の少し南に在る伝香寺です。
律宗で、本尊は釈迦如来。
この釈迦如来坐像は市指定文化財で、地蔵堂の地蔵菩薩立像は重文、南無仏太子像は県指定文化財です。
特別開扉が年に2日あり、3月12日(本堂内拝観)と7月23日(地蔵菩薩衣更法要=衣替え)です。よって今回3/12に参拝した次第です。
記録によれば、この地には、鑑真和上の高弟の思託律師が宝亀年間(770~80年)に開創した実円寺があった。1585年に戦国武将の筒井順慶の母・芳秀宗英大禅尼が息子・順慶の菩提を弔うために正親町天皇の勅許を得て、唐招提寺の泉奘長老を招いて実円寺を再興し、伝香寺と改めた。それ以降、筒井氏の菩提寺となったとの事です。
寺院の直ぐ北側に立体駐車場があり、2階部分が参拝者用でした。(有料、20分100円)
山門(北門)の所で拝観料(300円)を納めて境内へ。門をくぐると左側に弁財天、右側には奈良三名椿の「散り椿」。正面のお堂は順慶堂で、近年建立されたものです。右に折れると直ぐに本堂です。本堂は棟札から1585年建立、重文です。早速上がらせて頂きました。安土桃山時代ですので建物も堂内も派手な装飾がなくシンプルです。須弥壇には本尊・釈迦如来坐像(市指定文化財)、本尊の背面には筒井順慶画(市指定文化財)と筒井順?画、右側の壇には春日稲荷大明神、左側の壇には筒井家歴代位牌が祀られています。
本尊の釈迦如来坐像は、高さ約61cm、玉眼。均整がとれ、截金文様を施し、丁寧に仕上げられている印象。製作時期は本堂建立と同じく1585年、作者は下御門仏師の宗貞(そうてい)です。本堂を出た所でご住職がご婦人と立ち話をされていましたが、筒井家の子孫の云々と話が長そうなので割り込んで御朱印をお願いしました。(書き乍らもお話を継続)
本堂隣の地蔵堂(収蔵庫)の間に微笑ましいお顔をされた由留木(ゆるぎ)地蔵。
地蔵堂の扉は開かれていて、真ん中に地蔵菩薩立像、左側に南無仏太子像、右側に弘法大師坐像。戸口には頑丈な鉄格子がはめられ、戸口からの拝観となります。地蔵菩薩立像は衣を着ていますが、裸形像で年に1度、着衣を新調しており、それが7月23日の地蔵菩薩衣更法要です。(ネットを見ると、この法要の時は地蔵堂の中ではなく、地蔵菩薩を本堂に移して行う様です。) 因みに、裸形像で衣替えをしている奈良市内の寺院は他に西光院、璉浄寺、等があります。
地蔵菩薩立像は、高さ約97cm、玉眼、像内納入品から鎌倉時代の1228年の製作で客仏、仏師は善円と推測されています。(像内納入品は地蔵菩薩立像の前のガラスケースにて陳列)着衣のためお顔中心の拝観となりますが、赤い紅のためか女性らしく感じますが、優しいというよりとても凛としています。
南無仏太子像は、高さ約71cm、玉眼、像内納入品から鎌倉時代の1304年の製作で島左近が奉納、仏師は舜慶、こちらも目尻が上がり厳しい表情です。
境内は草木が生えておらず広場の様、何故なら幼稚園が併設されており、運動場として利用しているからです。(幼稚園の行事がある日は拝観不可。)
尚、表門と南門はくぐる事ができないため、境内拝観後に外から廻って撮影しました。
それと、3/12、7/28以外でも、大和地蔵十福巡拝で訪れた場合は地蔵堂を開扉して頂けるとの事です。(未確認情報ですが、開扉といっても小扉らしい。)

御朱印

北門

弁財天

奈良三名椿の1つの散り椿(武士椿(もののふつばき))
一般的な椿は花首から落ちるが、こちらの椿は花びらが散る=散り椿
(落ちた花びらを撮らないと意味がないですね。)

順慶堂

本堂(重文)


本尊・釈迦如来坐像(市指定文化財)






由留木地蔵

地蔵堂


地蔵菩薩立像(重文)




南無仏太子像(県指定文化財)

弘法大師坐像

表門(県指定文化財)

南門(旧・楽人長屋の門)

弁財天が祀られていた様な
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