あおしまじんじゃ
青島神社(青島神宮)
宮崎県 青島駅
6:00〜日没(授与所は8:00〜17:00)
記紀旅で初めて参拝してきました。周囲1.5kmほどの小さな島にある青島神社。いつごろ建てられたという細かいことは分からないものの、平安時代の初期にはすでに存在していたと伝えられています。
島全体が神聖な場所とされており、かつては一般人が入ることは許されませんでした。現在は青島にかかる弥生橋を渡って参拝することができます。
青島神社が縁結びのパワースポットと言われるのは、恋にまつわるこんな神話があるためです。
兄の海幸彦から借りた釣り針をなくしてしまい、海辺で困っているところに塩筒大神が現れ、わけを聞くと船を造り海の中に探しに行くように言われます。
山幸彦はその船で海の中になくした釣り針を探しにいかれ、塩筒大神の言われた通り井戸のそばの木の上にいたところ、海神の侍女が井戸に水を汲みに来て山幸彦に気付き、海神の娘豊玉姫に知らせます。
豊玉姫が父の海神に報告しましたところ、山幸彦は海神の宮でおもてなしを受けます。
するとあっという間に三年が経ち、ある日ため息をつかれます。
いったいどうしたのかと尋ねられると海の中に来たわけを話します。
話を聞いた海神は魚たちを集めて鯛の喉から釣り針を見つけられたのです。
その釣り針を持って陸にお帰りになる山幸彦は海神から「塩満瓊(しおみつたま)と塩涸瓊(しおひるたま)」の二つの瓊をいただきます。
山幸彦は海神から言われた通り意地悪をしてきた兄の海幸彦を塩満瓊を取り出して溺らせ、あやまってきたら塩涸瓊を取り出して許してあげました。
それから兄弟仲良く暮らしました。
神様同士が縁結びされたという、協力な縁結びスポットで女性の参拝客が多くいました。
本殿には「山幸彦」「豊玉姫」「塩筒大神」の三神が祀られています。
国の天然記念物「鬼の洗濯板」を横目に見ながら、弥生橋を渡ります。果てしなく平行に続く見事な景観に、これが本当に天然物なのかと驚かされます。「自然が作った奇跡」を間近で見られるチャンスです!
入り口右手に見えるハートのオブジェは、「天の御柱巡り」と名付けられた縁結びスポット。女子旅やカップルまで人気の高い「インスタ映え」ができる場所と知られているようです
5円玉を石台に乗せて、願いを込めながら臼のような形でゴリゴリ回します。
5円なら一周、50円だと5周まわします
元宮まで続くこちらの道。大正天皇と皇太子も歩いたことで知られる御成道で、今は絵馬がかけられる「絵馬の古道」と呼ばれています。
島の中央にあるこの辺りは、弥生式土器や勾玉などが出土しており、古代祭祀が行われていたと伝わる正真正銘のパワースポットです。
元宮の横にあるのは、産霊紙縒(むすびこより)。紙縒とは和紙で作られた細いひものようなもので、これを切ることなく結びきれたら願いが叶うとされています。
いろんな色があるのは、色ごとにご利益が違うため。ピンクは良縁・子宝、緑は勝利運アップなど、さまざまなご利益があるので好きなものを選びましょう。
紙縒を結ぶのは夫婦ビロウにかけられた太い縄。何重にも紙縒が重なっているためか意外と結ぶのが難しく、慎重に結ばないと切れてしまいます。
神の御座所に素焼きの皿を、願い事を呟きながら投げ入れ、入ると願いが叶い、割れると開運厄除けになるという「天の平瓮(あめのひらか)」。
JR青島駅より20分ほど。
青島神社の駐車場はないが、周囲には有料だったり無料だったり駐車場あり。
島へは車で行けないが、ぼんやり歩いていたら十分歩ける。ただ日差しを遮るものが全くないので日傘必須。夏行ったらひどいことになりそうだ。風も強いよ。
神社自体が陸続きの亜熱帯の島で、境内の木々は詳しくないが亜熱帯地方っぽい。朱色の拝殿よりもそっちの方が気になる。周囲は全部海だがそれほど塩臭くなかった。
気に入ったのが、拝殿横の通路から行ける「青島神社元宮」。
元宮へ行くまでの参道は上まで覆う大量の絵馬、参道周囲は木々で覆われているがこれまた亜熱帯っぽい木々。奥に元宮とかわらけ。
元宮なのでそれほど大きくないが、植物のせいで今までとは違う魅力を感じた。
神社前はご存知「鬼の洗濯板」。
これも土の関係か面白いです。ついでに波高いからか鬼の洗濯岩の向こうでサーファーがちらほら。どうやって行ったんだ!?洗濯板歩いて移動したのかな。
神門。奥に拝殿。
元宮へ続く参道。絵馬〜
青島神社元宮。
とりあえず右側のぶら下がれそうな木にぶらさがった。
境内から鬼の洗濯板と海ー!!
1200年以上前から続くとされる神社。式内社ではないですが、歴史あるところ。周りの海に鬼の洗濯板と呼ばれる地形が広がっていて自然のものとは思えないような形をしていてすごい。
熱帯の植物っぽい木々が元宮の周りには生い茂っていました。絵馬もたくさんあって風で揺れる音がいい感じでした。
かわらけを割る、銭洗い、パチンコなどなどいろんなのがあって楽しめます。
引き潮だったからなのかわかりませんが、神社の周りを一周できました。
地図で見ると島の真ん中にあるように見えて道もあらますが、県道377号から車では入れず。付近の駐車場に停めることになります。駐車場は有料が目立ちます。観光地らしく店の人が駐車場誘導してました。価格は他の駐車場と大差なかったと思います。青島参道南広場の駐車場(8:30-17:00)は無料でしたが人気でした。平日の11時20分くらいでほぼ満車、13時くらいには満車でそれでも車がやってくるような状態でした。
あまり見えない角度なので……
無料駐車場の1つ。利用時間が限られるので注意。青島神社までは他の駐車場からも大差ない距離。
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