くろだに こんかいこうみょうじ
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くろ谷 金戒光明寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2017年09月03日(日)
参拝:2017年2月吉日
京都守護職の松平容保や、新撰組が本陣としていた金戒光明寺へ久しぶりに行く。今年は大政奉還150周年ということで、普段は見れないゆかりの場所や物が各地で特別公開になる。会津墓地で撮影された、晩年の新島八重が写っている有名な写真の原板も見ることができる。紫雲庭園や会津公謁見の間、豪華な虎の屏風、書状、果ては鳥羽伏見の戦い敗走時に接収された具足などが展示されている。中でも、幕末の主力兵器だった四斤山砲の不発弾が目を引く。側面にスタッドという突起がつけられているのが特徴だ。『八重の桜』で、山川浩の妻登勢が、城内へ落ちたこの砲弾に「焼玉押さえ」を試み、爆死するシーンを思い出した。当時は信管の性能が低く、着弾してもすぐに炸裂しなかったから、水に浸した着物や布団を被せ消火するという危険きわまりない任務があったのだ。会津戦争では1日に2000発以上が城内へ打ち込まれている。登勢だけでなく、処理に当たった多くの女性らが頭を吹き飛ばされて死に、あるいは砲弾内部に仕掛けられた鉄片で大怪我を負ったそうだ。
すてき
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