しんとくじ|臨済宗永源寺派|鳳翔山
新徳寺のお参りの記録一覧
令和5年7月25日(火)
京都市中京区壬生の新徳寺に参拝
令和5年7月23日(日)~25日(火)に京都・大阪旅行
今年(令和5年)は新選組結成150年ということで、「京の夏の旅」で新選組関係の公開をやっている。
壬生寺の向かい側にある新徳寺もその一つ。このお寺は通常は非公開で、今回が初めての公開とのこと。入場料は「京の夏の旅」均一800円。
800円を収めて本堂に入ると、客は私しかいないけど、説明が始まる。
この寺は、新選組発足のきっかけになった寺。将軍上洛にあたっての警護のために江戸から上洛した浪人組を率いる清河八郎がこの場所で、真の目的は尊王攘夷であると明らかにする演説をした場所。建物はその当時のままで、ここに浪士234人が座ったんですよ、という説明。客が一人という気楽さからここで私が突っ込む。こんなところに234人、座れるんですかぁ?
この質問は「待ってました」というものだったらしく、1畳に8人座れば全体で何人座れるか、という話を立板に水のように話してくる。自分と同じ疑問を言った人がいて嬉しいとも。だんだん客が増えてきた。こんなところに来る人達というのは、ある程度幕末史に関心を持っている人たちだろうか。説明者が近藤勇とか土方歳三といった言葉を発すると客がため息を漏らすような気配を感じる。と言っても、この寺はあくまでも清河八郎が主役を務めた寺。
この寺は江戸時代地中頃に4つの寺をまとめてできた寺とのことで、そのために仏像の由来とかがはっきりしないとのことなのだが、有名なのが屋根ふき地蔵で、今回の京の夏の旅の新興寺のチケットはその屋根ふき地蔵の写真。このお地蔵様を信仰していたら、寝ている間に屋根をふいてくださったらしい。それはすごい。
こちらのお寺の御朱印は本来は書き置きなのだけれど、住職(だったか前の住職だったか)が気が向いたら直書きしてくださるとのこと。前の住職は絵をよく描いていたとのことで、清河八郎や土方歳三を描いた作品が本堂にも飾られている。
実際に御朱印をお願いしたら直書きしてくださったのでした。
本堂を出たらすぐに振り向いてね、とのこと。屋根の形が鳳輦みたいになっているのです。
関西小旅行 2日目 6社目。壬生寺のあとお向かいの新徳寺へ。
こちらお正月は山門を開け御朱印頒布されていますが、本堂内には入る事ができず。旅行代理店のツアーでは拝観ツアーがありますが、それ以外は非公開のお寺。
今年の京の夏の旅は、結成160年を迎える新選組にあわせた「新選組ゆかりの地」と「夏に訪ねたい世界遺産の社寺」をテーマということで、こちら新徳寺は初めての本堂公開。
土曜日で初公開だけのことあり、中には結構な拝観客がいてガイドさんの説明を聞いていました。
途中だったので、前のガイドが終わってから次のガイドということで待ちましたが、おかげで本堂真前の良い位置で聞く事ができました。
こちらは本尊、地蔵菩薩像は撮影不可ですが、それ以外は撮影可。先代(先先代かも?)の描かれた新撰組浪士や山岡鉄舟の絵画も展示されています。
今年の京の夏の旅〜9月30日を逃すと次回公開は未定とのこと。
帰りに書置き御朱印2種のうち通常朱印を拝受。ご住職に日付書いていただきました。
清河八郎画
山岡鉄舟画
勝海舟、坂本龍馬画
拝観券
2023年 京の夏の旅
新徳寺
市バス「壬生寺道」バス停下車徒歩4分。臨済宗寺院。ご本尊は准てい観世音菩薩です。
壬生寺の斜向かい、1739年の創建です。正月の壬生3社寺で境内を拝観できましたが、今年は新撰組結成160年の節目ということで
本堂の公開がありました。
壬生界隈は、新撰組ゆかりの寺院や屯所が多く集まっており、幕末に上洛した「浪士組」のリーダー清河八郎が浪士約200名を集めて尊王攘夷の演説を行った場所です。
これに反発して、近藤勇らが江戸へ引き返して決別し、幕府の権力維持を目指した立ち上げた集団である「壬生浪士組」がのちの「新撰組」になります。
また脇侍としての地蔵菩薩は、大風で壊れた屋根を直してくれた若い法師が地蔵菩薩の化身という事であったことから「屋根葺き地蔵」と呼ばれています。
庫裡です。
本堂です。
本堂の屋根。桟瓦葺きのようにも見えますが、少しうねっている感じ、お祭りの神輿の屋根を想像できる
特徴ある屋根です。 あまりここまで気がつく方はいないというのは、ボランティアのお話。
🐒その屋根には2匹の猿が鎮座されていました。🐒
災難が去るという意味があるそうです。
これもなかなか気がつかないとか。
本堂内、ここで演説を行い「新撰組」発祥の地でもあります。
(撮影はOKでしたが、ご本尊が写らないようにとの事でした。)
正月の時は、こちらで御朱印をいただきました。
ご住職が書かれたそうです。
坂本龍馬
左から、清河八郎、勝海舟、山岡鉄舟です。
裏庭です。
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