がんせんじ|真言律宗|高雄山
岩船寺のお参りの記録一覧(2ページ目)
【過去分投稿・2019】
2019年12月7日
FBの非公開グループのオフ会でお参り。
南山城の寺院、神社を巡る。5月に続く2回め。
この日は、南山城古寺の会の御朱印帳に直書きでいただく。
右がお寺ごとの説明等があり、左側に御朱印いただきます。
左が表紙、右が裏表紙
最初の見開きは、各寺院の地図があります。
京都南山城古寺の会の御朱印帳と岩船寺の御朱印帳をいただきました。
古寺の会で戴ける御朱印と別の御朱印も戴きました。
御朱印帳は3種類で色ちがいもそれぞれありました。
奈良県巡礼者のバイブル的フリーペーパー『祈りの回廊』の巡礼企画『自分の心に向き合う旅へ 巡礼印めぐり』にて岩船寺さんをお参りしました。
岩船寺があります当尾の地は奈良から近い修行場として東大寺や興福寺の僧が修行に赴き、この地の寺院に多大な影響を残しています。
花の寺としても有名で、境内にたくさんの綺麗な花が咲いていました。
御朱印は【京都南山城古寺の会】専用集印帳を購入しました。
企画につきましては【https://hotokami.jp/forums/5/】114項をご参照ください。
姫こぶし
みつまた(赤)
みつまた(白)
【京都南山城古寺の会】専用御朱印帳
奈良市に隣接します京都府木津川市にあります。
桜や紅葉が一番の見どころですが、込み合うシーズンを避けても十分すぎるほど境内は到る所に花が咲いてました。
好天に青紅葉が映えてました。
山門
石風呂
白山神社
本堂
蝉の抜け殻… 暑いから慌てて出てきた?
開山堂
三重塔
鐘は自由に突けます
シャガという花らしいです。
厄除け地蔵
御朱印
神仏霊場の御朱印を頂きにやってきました。
近鉄奈良駅からバスに乗るんですよ。だからてっきり奈良だと思ってたら京都だったんですね。
市バスを降りてそこからコミュニティバスに乗って更に奥へ。
ここ実はお花がたくさんあるお寺さんだったそうなんですが、面白いほど何もない頃に行ってしまいました(苦笑)
その所為でまぁ、ガランとしてましたね(笑)
小さなお堂です。元は藤原家の荘園だった場所で興福寺の管轄だったようですね。
今は違うようですが。
足が達者ならコミュニティバスに乗らずに歩いた方が面白いのだそうです。道中には鎌倉時代に作られた石仏が点在しており、それを見て歩くのもいいかもという事でした。
三重塔(重文)
十三重石塔(重要文化財)
本堂
堂内にこの三重塔を支えている鬼がおります(笑)撫ぜ仏として触れます。
本尊は丈六の阿弥陀如来坐像(重文)。平等院の阿弥陀如来よりも100年くらい古いものだとお寺の方に説明して頂いた。
もともとは三重塔にあったとされている普賢菩薩騎象像(重文)も本堂に納められている。
三重塔(重文)
三重塔(重文)
十三重石塔(重文)
石室不動明王(重文)
五輪塔(重文)
地蔵石仏
#岩船寺
ご本尊はアミダ如来。三重塔の内側の壁に十六羅漢と五大明王が描かれている。
#十六羅漢
日本仏像大全書によれば、お釈迦さまの弟子の中でも最も優れた人々で、実在したとも言われる。
仏弟子といえば、特に禅宗の寺院で脇侍を務めることも多いマカカショウとアナンダ、般若心経にも出てくるシャリホツ、お盆の起源を作ったモクケンレンなどがまず思い浮かぶ。が、彼らは全員、十六羅漢ではない。同じく釈尊に師事した、十大弟子というグループだ。
#賓頭盧尊者
十六羅漢の筆頭。撫で仏と親しまれ、観音霊場のお堂の縁側などでべたべた触られている方。
同じ京都府の萬福寺(宇治市)は、十六羅漢に慶友(けいゆう)尊者とビンズル尊者を加えて十八羅漢と呼んでいる。あちらのHPによれば、それが明代の寺院の形式であると。ビンズル尊者を2回かぞえたと思うのだが気のせいか?
#囉怙羅尊者 #羅睺羅
梵語でラーフラ。十六羅漢で唯一、十大弟子にも名を連ねる。お釈迦さまの実子で、七光りなどと陰口する者が実際いたらしく、ささいな戒律も全て守り通した。そのため密行(みつぎょう)第一と称する。
ちなみに母親はヤシュダラ(ヤショーダラー)。釈尊が出家する以前からの妃で、後に彼女自身も仏門に入ったと伝わる。だがブリタニカによれば、初期の経典にはほとんど登場せず、後世に生まれた伝説の面が強いと。
#岩船寺
ご本尊はアミダ如来。三重塔の内側の壁に五大明王と十六羅漢が描かれている。
#五大明王
僕が五大明王に共通する特徴だと思うのが、異形ともいえる姿と、異教からの影響を強く受けている点。
まず大威徳明王。足が6本あり、そのものすばり六足尊(ろくそくそん)という別名を持つ。九曜のラゴ星のように1本もないものを除けば、足が2本でない仏様はマンダラ広しといえども大威徳明王だけらしい。
そして金剛夜叉明王。3つある頭のうち、真ん中の1つには目が5こ付いている。左右の目が2段になっていて計4つ、最後の1こが額にある。ちょっと違うが、エヴァンゲリオンのリリスを連想しなくもない。額に第3の目を持つ仏様は何尊かいるが、1つの顔に目が4こ以上というのは金剛夜叉明王が唯一だそうだ。
他のメンバーのうち、不動明王を除いてみな多面多臂ではあるが、大威徳明王らほど意表を突くものは持たない。グンダリ明王には蛇が巻き付いていて、それはそれで珍しいが、個人的にはちょっとインパクトを欠く気がする。
5尊中2尊であれば半数に満たない。
だが、五大明王以外にこの手の記述を見ないのも事実。全尊格中ひときわ異形さをもって知られる大威徳明王と金剛夜叉明王が共に属しているので、割合にして40%でも五大明王に顕著な特徴と言ってよいと思う。
#岩船寺
ご本尊はアミダ如来。本堂にラセツ天を祀る。
本堂の仏像のうち、如意輪観音・弁財天・ラセツ天は秘仏で、毎年、春と秋に開帳される。どちらも期間が2か月と長いので、拝める機会は多い。
特に秋の土日祝で、なおかつ天気の良い日は、国指定重要文化財である三重塔の扉も開かれる。その内側の壁に十六羅漢と五大明王が描かれている。
参拝するならばこの時期がベストだと思う。
#羅刹天 #涅哩底王
梵語でニルリティ。これを音訳してネイリチ王とも呼ぶ。
法華経の守護神に十ラセツ女がいるように、ラセツは本来、種族の名。梵語でラークシャサという。
対してラセツ天は上記の通り、梵語でニルリティ。インド神話伝説辞典には、ニルリティは死を意味し、同時にこれを神格化した女神とある。また災害や不幸をも司ると。
曼荼羅図典によれば、ネイリチ王はその恐ろしく忌み嫌われる性格ゆえに、ラセツと同一視される。胎蔵マンダラでは、周囲に4体のラセツを伴って描かれる。曼荼羅図典は、ラセツたちはネイリチ王の眷属とも記す。
日本だと、ラセツもヤシャも共にビシャモン天の眷属だ。だがラーマーヤナでは敵対関係にあり、ラークシャサの王がラーヴァナ、ヤクシャの王がクベーラ。ビシャモン天はクベーラの別名が漢訳されたものだ。
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