令和5年に開創1300年を迎える当寺のご本尊、また卯年の守り本尊でもある文殊菩薩さまの特別ご朱印ができました。
令和5年1月1日から、本年いっぱいのお授けです。
「妙吉祥(みょうきっしょう)」とは文殊さまの徳の高きを讃える別名で、文殊さまは取捨の正しい判断(智慧)にもとづいた行いにより常に善き果を享受するため、その御心が幸いに充ち満ちていることを表すものです。
ご朱印中央の経巻を載せた蓮弁は当寺の寺宝『渡海文殊』(堂本印象画伯揮毫・昭和44年)からとった印判で、人びとを安らかな心に導く文殊さまの智慧を象徴しています。
「智慧の仏さま」として親しまれる文殊さまは「ともしびの仏さま」でもあります。
暗闇のなかでは自分がいる場所も、どこへ進んでいいかもわかりません。でも、そこに一つの明かりが灯ると、自分がいる場所も、歩むべき道もわかります。
人生を迷わず、心安らかに歩んでいけるよう導いてくださる、そんな「ともしびの仏さま」「みちびらきの仏さま」こそ、竹林寺の文殊菩薩さまです。
皆さまのもとにたくさんの吉祥が訪れますように。