鶴岡八幡宮のお参りの記録(1回目)
神奈川県鎌倉駅

#鶴岡八幡宮

ご祭神は応神天皇、ヒメ神、神功皇后。

#応神天皇

応神天皇など八幡宮ゆかりの神々を祀る神社で、ご祭神の中に稀にナカツヒメの命という神名を目にすることがある。

ここ鶴岡八幡宮もその1つ。本宮のご祭神は上の3座だが、鶴岡八幡宮には若宮という社がある。本宮が上宮で若宮が下宮という関係だそうだ。若宮には、応神天皇の御子である第16代・仁徳天皇などを祀る。そのご祭神の中に、ナカツヒメの命の名が見える。
本殿で彼女を祀る神社として僕が知っているのは、廣田神社（兵庫県西宮市）と鹿児島神宮（鹿児島県霧島市）の2か所だけだ。

ナカツヒメの命は応神天皇の皇后で仁徳天皇の母。先代旧事本紀によれば、第12代・景行天皇のひ孫で、タケイナダネの命の孫にあたる。タケイナダネの命は熱田神宮（名古屋市熱田区）の相殿神で、あちらによればヤマトタケルの尊の東征に従軍した。
ナカツヒメの命にはタカキイリヒメの命という姉、オトヒメの命という妹がいて、3姉妹で揃って応神天皇に嫁いだと。うちタカキイリヒメの命と応神天皇の子が、ヌカタノオオナカツヒコの命とオオヤマモリの命だ。前者は仁徳天皇と共に、氷室神社（奈良県奈良市）のご祭神。後者は皇位争いに敗れて死んだ。