やまのかみじんじゃ
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県立相模原公園の西側、下溝地区を見下ろす高台に御鎮座していて丹沢連峰を眺望できます。北条氏照の娘貞心尼の屋敷の鬼門を守るために祀られ、宝永元年の創建と伝わっています。
社殿横には雹害から農作物を守る『雹塚』という小さな塚があり、7ヶ国(伊豆・遠江・大和・讃岐・三河・伊勢・山城)から土を集めて造られたといわれています。
その上には「天照大神」「大巳貴命」「稲倉魂命」「埴安媛命」「少彦名命」といった神様の名前と、安政3年(1856)の年号の刻まれた六角柱の石碑があります。
これは地神信仰に基づいて造られた『地神塔』の一種になります。東日本では神奈川県に多く分布するそうです。
相模国の地神信仰は、高座郡西俣野村(現 藤沢市)にあった当山派修験の神礼寺(じんれいじ)が関わっていたと考えられています。神仏分離令で廃寺になり現在は存在していません。
神礼寺は「地神坊」と呼ばれていて、特徴のある地神の絵像を頒布し地神講の布教活動をしていました。その影響は、相模国近接地域(町田、横浜、川崎など)を除く関東・中部地方ではほとんど見られません。
しかし、遠く離れた中国、四国地方に濃密に分布する地域があるそうです。(徳島、香川東部、岡山、広島東部など)
地神塔にはいくつか種類があり、地域により形式や信仰内容に違いがあります。
例えば『堅牢地神』は津久井郡を除く相模国ほぼ全域に。『天社神』『后土神』は、足柄上郡東部、余綾郡、大住郡…つまり相模川より西側に多い。特殊な例として、五角柱の碑に五神を刻んだ神名碑があります。この五角柱は西日本の方に多いそうです。
当社の地神塔は説明書きにもあるように珍しいものになります。同じ六角柱の石碑は小田原市上曽我の諏訪神社にもあり、そちらの方が年代が古いようです。
相模原公園に自転車を置き、ドッグランの横から神社へ向かいました。写真は『山之神橋』
社号標だと思ってたけど、帰って調べてるうちに右側に「右 町田道」左側に「左 木曽道」と刻まれてることがわかりました。
え…木曽?🤔と思ったら、お隣町田市に木曽町というところがあり、木曽義高公に縁のある場所でした。近いのに知らなかった💦今度散策してみようと思います💡
落とし物かな?
『雹塚』
丹沢連峰がよく見えます。写真は大山のあたりです。
境内・文化財
山の神神社の基本情報
住所 | 神奈川県相模原市南区下溝3277 |
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行き方 | 【電車・バス】
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名称 | 山の神神社 |
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読み方 | やまのかみじんじゃ |
トイレ | 相模原公園内にあります。 |
詳細情報
ご祭神 | 大山祇神 |
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ご由緒 | 県立相模原公園入口近くにある「山の神神社」の祭神は大山祇神で、古来、山林・農業の守護神として、また衣食住の神としてあがめられてきました。社殿と鳥居は昭和年代に建てられたようですが、社殿内の小さな石の祠には、宝永元年(1704)の年号が刻まれています。また、約400年前の戦国時代、八王子城主・北条氏照の娘「貞心尼」が晩年住んでいたと伝えられる、下溝堀之内の屋敷の鬼門を守るために祀られたとも言われています。 境内には「雹塚」と呼ばれる地神塔が祀られています。農作物に被害を与える「雹害」を防ぐために建てられた珍しい六角柱の石塔です。毎年3月15日に降雹の害がないように「雹祭り」が行なわれており、この行事は現在も代々引き継がれています。 |
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