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ぜんつうじ

善通寺のお参りの記録(1回目)
香川県善通寺駅

宝珠 真範さんのプロフィール画像
宝珠 真範
16投稿
投稿日:2022年12月25日(日)
参拝:2021年11月吉日
*ブログの報告より部分抜粋

 そして今回、最後の参拝となった札所は、75番『善通寺』です。ここは大師の師匠である恵果阿闍梨が住した長安の青龍寺を模して建立した寺院であり、大師の父・佐伯善通(サエキヨシミツ)卿から摂って善通寺という名の寺院となったとのこと。そして、なんといってもここは大師の“御生誕した場所”です。それで京都の東寺、高野山と合わせて“弘法大師三大霊跡”の一つとなっています。とにかく驚かされたのは、その敷地面積の広さです。それは東京ドームに匹敵する広大さとのこと。貴重なことに、ここには大師が産まれたときに使用されたという産湯の井戸がそのままの状態で保存されていて、他にも、母・玉依御前をお祀りしたお堂や寺宝を収蔵する宝物館などがあります。また、後から気付いたこととしては、ここは「善通寺市」ということなんですね! やはり、この寺院の信仰を中心として形成された町ということなのか、たぶんそれは天理教の天理市や、成田山新勝寺の成田市などとも通じるものであるかもしれない~と思いました...。
 それから、ここの特筆すべき特徴としては、御影堂地下の暗闇の中で自己を見つめ直して、お大師さまと結縁できる「戒壇めぐり」という特別な神秘スポットがあります。暗闇の通路の途中では、大師の肉声を忠実に再現したとされるその有難いお言葉を実際に聞くことができます。まったく何も見えない暗黒のトンネルを手探りで更に進んでいくと、突然、明るくなった空間へと出ます。ほぼ中間地点に位置しており、そこには大日如来像が祀られているのですが、なんと母はそこで、実に不思議な体験をしたというのです。二人で静かに大日如来像に手を合わせていると、突如「ああぁ...」という母の声が!! 母の説明によれば、普段から痛みで悩まされている人口関節を埋め込んだ両膝に突然、これまで経験したことのない激しい痛みが走ったとのこと。それは、まるで何か膝の中の肉片の固まりが何者かによって引き千切られたような感覚だったという...。その後、暫くの間はいつもに増して膝の痛みに苦しむ状態が数日間続きましたが、北海道に帰宅してからはそれもしだいに落ち着いて、今では、元々の膝の痛みから殆ど解放されつつあるくらいに軽減しました。そして、明らかに四国参り以前とは膝の形そのものが変化しており、膝自体が小さくなったとのこと(この変化については、また後日、病院でレントゲン確認を行う予定でいます)。本当にこの分だと、永年苦しみ続けてきた膝の痛みから殆ど完全に解放される日が来るのかもしれません。母は、この出来事はお大師様によって手術を施されたものだと解しており、日々、この旅の奇跡に感謝を捧げています。私は本当に、無理を押してでも行ってきた甲斐があったものと心から感謝しています。
  「納経所」には一人の若い尼僧さんがいまして、たまたま他の参拝者がいなかったこともあってじっくりと善通寺参拝の記念とすべく母の笈摺(オイズル)の白衣に朱印を押したりもできて、そのインクが乾くまでの間にはまたいろいろと貴重なお話をこの尼僧さんから聞かせて頂くことができました。母の脚についてもとても優しく気遣って頂いて、この尼僧さんによれば、やはり脚や身体の不自由なお遍路さんも度々来られるそうであり、そのようなお遍路さんを見るとつい涙が出てしまうとのことでした。最後は、私たちの姿が見えなくなるまで二人の旅の安全を祈って合掌して下さりまして、こちらも大変、勇気づけられて涙の出るような心温まる思いがしました。
 この日の宿泊は、大鳴門橋のライトアップが目前に見える『ベイリゾートホテル鳴門海月』という温泉ホテルでした。料理の大変、美味しいところでした。


  ブログ---宝珠diary
   『Occultist による仏教論考 etc.』
      https://houju-isis.fc2.net/blog-entry-13.html

すてき

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