とといじんじゃ
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楽しみ方止々井神社のお参りの記録一覧

陸奥国胆沢郡の式内社です。社名は止止井→鳥取→鳥取部氏に由来するとされ、御祭神は鳥取部氏の祖神である天湯河桁命さまを祀ります。また同じく胆沢郡の式内社はそれぞれ自然物を対象にしており、駒形神社は駒ヶ岳、磐神社・和我叡登拳神社・於呂閇志神社は巨石(巨岩)、胆沢川神社・石手堰神社が川(水源)というふうに分類できます。当社は「井」を社名に持つことから水神の神社とする見方もあるようです。

《鳥居と社号碑》

《手水舎》
蛇口式ですが水は出ません。洗ひつるここも…(略)

《拝殿》
👁チェックポイント‼️
当社は幕末まで神社の行方が分からなくなっていたようで、文政十三年(1830年)に菅原忠作という方が都々里村に零落跡を再興し、神祇伯白川家に棟札を申請し許可を得たことで再建されました。現在も南都田清水下に止止井神社跡がありこれが零落跡です。
当社は社日さまという通称があるそうで、こちらは社日講に由来するものと思われます。社日は暦における雑節のひとつで、基本的に月2日存在しています。用途としては産土神を祀り祈願する日とされ、社日講はそれらの集団として成ったものです。このことからこの場所が社日講によって人が集まる場所とされていたことが止々井神社の再建地になったということが窺えます。

《神輿庫?》

《扁額》🙏
岩手県の古社は扁額が横書きで右から読むものが多いですね。

《本殿》

《本殿裏の石碑》
「とゞゐの神社」と書かれています。

《祠群》
1番右側が「金華山」とあります。岩手県には多く見られますね。


《お塚群》

【陸奥國 式内社巡り】
止々井神社(ととい~)は、岩手県奥州市前沢区古城字野中にある神社。式内社で、旧社格は村社。主祭神は天湯河桁命、配祀神は大日靈命、迩迩藝命、大山祇命、水波夜女命、伊邪那岐命。
社伝によると、平安時代前期の885年の創建。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「陸奥國 膽澤郡 止止井神社 小」に比定されている。かつては都鳥(止止里)村に鎮座していたとされ、江戸時代後期1830年に当地に遷座したとされてている。社名も旧鎮座地である都鳥(止止里)に由来し、その地主神、水神であったとされる。明治に入り、近代社格制度のもと村社に列した。
当社は、JR東北本線・前沢駅の北東3kmの、耕作地近くのまばらな住宅街の中、平地にある。南向きの境内は、古木はあるものの樹木の本数は適度で明るい。境内は草原になっていて、公園のような雰囲気。サイズ的にはザ・村の鎮守といったところで、旧村社格相当。
今回は、陸奥国の式内社ということで参拝することに。参拝時は休日の午前中で、参拝者は自分以外には誰もいなかった。

境内東端入口の<鳥居>と<社号標>。赤松が生えた公園のような雰囲気。

鳥居をくぐる。扁額には「止々井神社」の文字。

鳥居をくぐったところ。

参道右側の手水盤。

<拝殿>全景。真っ赤な屋根が印象的。

拝殿前左側の<狛犬>。土台は多少年季が入っているが、狛犬自体は割と新しそう。
親獅子だけではなく、仔獅子もマスク。

拝殿前右側の<狛犬>。こまめに鬼滅のマスクを換えているのかな。

<拝殿>正面。シンプル。

<拝殿>内部。きれいにされている。

拝殿から振り返って境内全景。(注連縄にピントがあっているみたい...(^_^;))

拝殿後ろの<本殿>。高床になっている。

拝殿の真後ろにある<とくみの神社>。特に大事にされているみたい。

境内北側に並ぶ石碑類。<古峯山>、<甲子>、<七庚申>などの文字が見える。

拝殿の右隣にある<止々井公民館>。

最後に境内全景。こまめに手入れされているようで、気持ちが良い神社。(^▽^)/
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