ばんりゅうじ|曹洞宗|和融山
蟠龍寺の御由緒・歴史
ご本尊 | 南無釈迦牟尼仏
千枚苞巻観音 | |
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ご由緒 | 承和元年(834)に、もと高水寺第五代の伝法子法宥阿闍梨が祝融山(後改めて和融山と称す)をこの地に創立、文治の頃(1185~1190)兵火に遭い荒廃しました。 承応3年(1654)川東の紫波町栃内の江岸寺第二世伝達和尚が北上川を渡船の折り、雪解けの大水で流されて、とどが淵といわれるところの渦に巻き込まれてしまいました。
一日半も木の葉のように回り流されて、誰も助けることが出来ません。
老人のさしのべてくれた蔓につかまって命拾いした和尚はお礼を申し上げようとすると、その老人はさっさと藪の中に入ってしまい、その後を追ったが見失ってしまいました。 心を落ち着け辺りを見回すと藤蔓に囲まれ朽ち果てた小さな社(やしろ)があり、その中に先ほどの老人に似た木像があり、額には「土倉稲荷明神」とありました。 伝達和尚は稲荷明神のご加護によって助けられたこの地に蟠龍寺を建立し、その守護神として社宇を築き祭祀をなしました。 なお、蟠龍というのはとぐろを巻いた龍を意味するところから、当寺の名は、とどが淵の渦巻きが龍がとぐろを巻いた如く見えたことに由来していると思われます。 |
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