甕森神社

茨城県 延方駅

北浦湖畔から台地側に向かう急な坂道をのぼると参道が見えてきます。

さらに進みます。

碑文を読むと、防人が露営した地だそうです。樹叢で遮られていますが、確かに北浦を一望できる高台に位置しており、対岸の鹿嶋市まで数キロです。「鹿島立ち」と言われる鹿島神へお詣りをしても一日で往復できる距離です。防人たちは旅の安全を祈願したあと、ここから九州へ旅立ったのでしょうか。

神社を出ると畑の中に古墳がありました。ここは大生神社から近く、茨城県内でも有数の古墳地帯なので至るところにこのような古墳が見られます。

祠があったので手を合わせて来ました。

大生神社へ向かう鹿島神社の一行は、沼尾から舟に乗り、いよいよ行方の地に到着しました。

ここ甕森神社は、北浦を眼下に望む台地上に鎮座しています。

由緒書きには、西国に向かう防人たちが、鹿島の神に参拝するためにこの地に露営をしたと書かれています。ここから大生神社は、もう目と鼻の先です。