真言宗豊山派
万蔵院のお参りの記録一覧
2023/10/1 秋の走り
曇り空が残念ではありますが、手入れが行き届いた境内のミドリがすこ~し色を変え始めていることがわかる。
ご住職が庭木の手入れをされているかしら、なんて心の片隅で期待してお参りするも、境内はわたくしひとり。
今回は本殿に昇殿させていただいて、内陣手前で座らせていただいて、ゆっくり、じっくり、智拳印を結ぶ「お大日さん」と向き合う。
ご真言、ご宝号、光明真言 を唱えさせていただく。
風の声、野鳥の歌声、ミドリの空気の流れ、金剛合掌をするわたくしをすっと包み込んでくれる。
「我入入我」
自分の腹に、「お大日さん」の存在感を納める。
還暦前のぽんこつ脳が、一挙に活性化される。
「お大日さん」脇侍の「軍荼利さん」とも正対。
ワタクシの弱い心根を見透かすような、するどい視線。
もう頭を垂れるしかない。
自分の生活態度を反省。
一番手前に、「稚児大師」さま
かわいらしさにホッとする。
このようにオープンなお寺さんは、ホントありがたい!
ミドリが朱に移り変わるころ、まだお参りさせていただきます。
870年、理源大師がご開創
正式名は、神護護国聖宝寺慈徳山萬蔵院
豊山派のお寺さんですね
ナビをセットしても入り口がわからず、周囲をグルグルすること十数分、ようやく参道・山門を発見。
とにかく緑が多い。緑に隠されているという印象。
本堂、観音堂、開山堂が点在、ご墓所もあります。
本堂は開放されており、本堂に昇殿してご本尊の大日さまを拝顔することができます。戒壇部は当然オミットですが、柵手前まではOKです。
各種ご真言が、あちこちにサンスクリット語と合わせて掲示されている。もうこれだけで、お寺さんの信仰に対する熱意が伝わります。
他の方も仰っているのですが、緑が多い・手入れが追い付いていない感がありますが、しかし、本堂廻り・ご墓所廻りはしっかりお手入れが、行き届いています。
わたしが伺ったのは10/25、ちょうど夏草が枯れ始めるころ。
多くの石仏石碑が、色あせ始めた夏草から、ポツポツ、とお顔を出していることがわかります。近くになかなか寄れないというものもありますが、ある観音様など、遠くから見てもやさしいお姿がよくわかり、草をかき分けかき分け、拝顔させていただきました。
掃除をされていたご住職と話をする機会に恵まれたのですが、なかなか元気な緑に、手が追い付かないとのことでした。
しかし逆にそれが古刹感を益々醸し出して、なぜかホッとする光景に思えました。
今度は、冬枯れの進んだ季節に再度、お詣りさせていただこうと思いました。
それ以前に、草刈りとかも、お手伝いできればいいですねぇ
参道前の畑脇の、コスモスがきれいでした
再度お参りに伺いました
前回は秋の走り、まだ草深きころでしたが、今回は冬枯れでベージュの風景
案の定、草に隠されていた仏さまたちが露わになっておりました。
今回はその方々をじっくり、拝ませていただきました
「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえて冷しかりけり」
宗派違いですが、道元禅師のお言葉にありますように、こちらのお寺は四季それぞれの様相をわかり易く示してくださいます。
これからまた緑の季節に向かうと、お隠れになる仏さまも、またいらっしゃることでしょう
今日は、秘仏を拝めたようでうれしいですね
風が冷たい日ではありましたが、鳥たちのさえずりと、頭の上を渡る風の音の中、しばし日向ぼっこ
2022.3.20お彼岸に再度お詣りさせていただきました。
相変わらず、本堂の入り口は開け放たれていて、ご本尊さまを、この目で拝むことが出来る。
実にありがたい。
長い冬が終わり、これからがミドリ萌ゆるころ、境内の石ほとけさまたちをじっくり拝顔させていただきました。
こころが解けるお寺さんですね。
そうそう今年の
「豊山宝暦」
巻頭言は、
こちらのご住職、中川 祐聖 大僧正 がお書きになっていますね。
大事にします(^▽^)/
「豊山宝暦」、一生大事にします
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