にのみやじんじゃ
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楽しみ方二宮神社のお参りの記録一覧(5ページ目)

8社めぐりの2番目。
折角なので効率とか考えず、1から8まで順番に参拝します。
一宮神社の落ち着いた雰囲気と異なり、朱塗りの鮮やかな御社殿でした。

鳥居

本殿

兵庫県神戸市中央区二宮町に鎮座する二宮神社。この神社は、神戸市内に点在する「生田裔神八社」のうちの一社であり、その中でも第二番に位置づけられる由緒正しきお社です。生田神社を本社とするこの八社は、生田の神の御子神や関係する神々を祀る末社群であり、古くから土地の守護、地域住民の信仰を集めてきました。
この日は私用の合間を縫っての参拝となり、通常の参拝順とは異なりますが、JR神戸駅からスタートし、まず三宮神社に立ち寄った後、生田神社、湊川神社を経て、一宮神社、そしてこちら二宮神社へとやってくるルートでした。そのため、八社の正式な順序通りではなかったものの、自分なりの意味のある巡礼となりました。
さて、目的地の二宮神社は、繁華な市街地の一角でマンションが立ち並ぶ住宅街の中にひっそりと佇んでいます。かつては見晴らしの良い場所にあったのではないかと想像させられますが、現代の都市開発の波に包まれた今でも、変わらぬ静けさと神聖な空気を漂わせており、まるで時が止まったかのような感覚を覚えます。
御祭神は「天忍穂耳命」、『古事記』や『日本書紀』に登場する天照大神の御子神であり、天下りを果たす邇邇芸命の父神にあたる重要な神格です。神話の中では、慎重で思慮深い性格として描かれており、「勝運」「思慮分別」「決断力」といったご神徳を持つとされています。受験やスポーツ、ビジネスにおける成功を願って訪れる参拝者も多いと聞きます。
境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが鮮やかな朱塗りの社殿です。建築様式は春日造で、屋根の傾斜が美しく流れるような曲線が非常に印象的で、まるで羽を大きく広げた鳥が今まさに大空へ羽ばたこうとしているかのようで、その力強さにしばし目を奪われました。都市の中にありながらも、ここだけは別世界のような、深く澄んだ空気が感じられます。
今回は時間の都合もあり、少々急ぎ気味の参拝となりましたが、それでもこの神社が持つ魅力は十分に堪能できました。社殿の佇まい、神聖な空気、そしてわずかな時間でも心に染み入るような穏やかな感覚――限られた滞在でありながらも、心から訪れてよかったと思える場所でした。阪神春日野道から電車に乗りましたが、しばらくは余韻に浸っておりました。
次回はぜひ、他の裔神八社すべてを正式な順序で巡ってみたいと思います。神戸の街に深く根づく信仰の歴史と、それを今に伝える静かな社たち。その一つひとつに、時代を越えて今も息づく祈りが感じられることでしょう。

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