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厄除の宮 駒林神社の日常(14回目)兵庫県駒ケ林駅

初穂料について

投稿日:2020年07月31日(金)
ようやく近畿地方も梅雨明けしましたね。
今年はダラダラと長雨が多かった印象です。

さて、今日は神社に納める初穂料について思うところを書こうと思います。

お守りやお神札を神社でいただく際に、初穂料を納めると思います。
この初穂とは文字通り「その年に初めて収穫した稲穂」のことで、元々はその初穂を神様への感謝を込めて神社に納めていました。
時代が進んで貨幣文化が浸透してくると、初穂の代わりにお金を納めるようになりました。それが現代でも続いているわけです。

次に、お守りやお神札のことを授与品といいます。
なぜ授与品なのか。
これは「神社が売っているもの」ではなく、神様から「授与されるもの」だからです。

例えば参拝者が「車の運転で事故をしませんように見守って下さい」という気持ちを込めて「初穂料」を納めると、神様から交通安全のお守りが「授与」されます。
参拝者の気持ちなので、初穂料は「〇円よりお心持ち」という表現がされます。納める初穂料は〇円ぴったりでもいいし、100円多く500円多く納めるのも自由です。
(ただし、たいていの神社では「よりお心持ち」という言葉は省略しています。そのほうが分かりやすいし、参拝者によっては多く納めさせようなんてがめついと感じる方もおられるかもしれませんので。)

要は、自分でこのお守りが欲しいと選んで買うのではなく、神様が選んだお守りを授与していただく、受けるという考え方が基本です。

ただ、今は様々なデザインのお守りやお神札が授与品として社頭に並んでいます。参拝者が選ぶこと前提の仕様になっていますので、せめて商品ではなく授与品であるという意識だけはお持ちになって選んでいただければと思います。


ちなみに、ご祈祷で納めるのも初穂料といいます。
ご祈祷というのは、参拝者の想いを神主が神様に通じる言葉に通訳して神様にお伝えする行為のことです。ご祈祷後にお守りやお神札などが授与されます。
つまり社頭でお守りを受けるのはこのご祈祷を省略した形というわけです。


最後に、社頭でお守りを受ける際の初穂料は財布から直接出されてもいいと思いますが、ご祈祷の初穂料はできましたら紅白蝶結びの水引がかけられた金封、あるいは紅白蝶結びの水引が印刷されたのし袋に入れていただいたほうが丁寧です。ご神前にお供えいたしますので。
さすがに現金を裸のままご神前にお供えはできませんので、当社では財布から直接出された場合はお供え致しません。

(金封やのし袋には上に「初穂料」、下に氏名を書いて下さい。金額は裏面に書いていただいても書いていなくても構いません。)


以上、初穂料についての豆知識でした。

あ、ちなみに観光神社や大きな神社で社頭においてあるパンフレット等は授与品ではなく商品、売り物です。

すてき

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