年末年始に向けて

早くも12月に入りました。
日に日に気温が下がる天気予が、今年もあと僅かだと知らせてくれますね。

年末が近づくにつれ初詣から社頭に出す授与品がぞくぞくと届き、社務所の中は段ボール箱の壁ができています。

当社では授与品はほとんど部材の状態で届き、職員が手作業で完成させています。
お守りの内符（本体）はゼロから奉製しますが、これは1月の厄除大祭が落ち着き次第すぐに翌年分の奉製に取りかかり、夏前には完成させます。一人で奉製するので時間がかかります。
夏から秋には神札の奉製をゼロから、秋には初詣用の授与品の部材が届き始めて完成まで進めます。

絵馬も普段授与している鉄人28号の絵馬の印刷は業者でしていただいていますが、初詣から厄除大祭で授与する破魔矢につける馬の絵馬は宮司が1枚1枚焼き印を押しています。
またご祈祷を受けられた方に授ける小さい破魔矢の絵馬は1枚1枚馬の判を押して絵付けをしています。


授与品は必ず一手間以上職員が手を加えるのが当社の決まりです。
他のお宮さんでは完全外注という所もありますが、最終的な包装などは職員がするというお宮さんは割りと多いのではないでしょうか。
その中でも当社はおそらくほとんど手作業という少数派のお宮だと思われます。

こうして職員の手で心を込めて奉製された授与品は、全て宮司が神前にお供えしてお祓いをしてから参拝者の手元へ授けられます。
大神様のお力を移す媒体ですから、無事に参拝者へ授けられますよう今日も丁寧に奉製致します。