【6/27】厄除祈祷　拍手について

　先ほど、厄除けのご祈祷をご奉仕いたしました。
　本日は夏祭に向けて境内の木々の剪定作業が行われており、大変香しい草木の匂い立ちこめる中でのご奉仕で、普段とは異なる心持ちでございました。
　女性の方で、故在って年始にはいらっしゃれなかったとのことで、どうにか本日ご都合をつけてお越しになられたようです。ようこそお参りでした。

　ご祈祷後にご本人にもお話ししたことですが、参拝の折の拍手が控えめである、と感じることがよくあります。特に女性に多いですが、遠慮がちにされる方がいらっしゃいますね。むかしテレビでそれがいいというようなことをおっしゃられた方が居たように記憶していますが、誤情報ですので正しておきます。
　参拝の拍手は響き渡る心地よい音でならすのが一番良いです。それに老若男女関係ありません。喜びと感謝を示すには心地よい音が聞こえるのが一番です。それはお参りに行ったら拝殿内でご祈祷しているのがわかっていても、遠慮無く手を叩いていただいて構いませんので、どうぞ思う存分に感謝をお示し下さい。（ただし鈴の音は少し抑えめにしていただけますと幸いです。あれは大きいことにそれほど意味はありませんので。たまに壊す勢いで天井にぶつけるように振る人が居ますが、家を壊されて怒らない住人は居ませんよね？　鈴が壊れたりして落ちてくる危険もありますので、無理に振らないようにしましょう）
　あと、神式の葬儀においては、心地よい音ではなく、心静かな抑えめの音である忍び手で叩くようにしましょう。