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西方山極楽寺の日常(90回目)岐阜県名鉄岐阜駅

今月のことば 2020年7月

投稿日:2020年07月13日(月)
奇特(きどく)なる事貴きならば、魔王を尊敬すべし
‐鈴木正三(しょうさん)『破(は)吉利支丹(きりしたん)』‐


【意味】
 不思議な力持つ者を貴い者とするならば、魔王を祀るべきである。

【注釈】
・奇特…神仏などが持つ不思議な力、またはそれによって起こされる超自然的な現象。
・鈴木正三(一五七九~一六五五)…曹洞宗の僧侶。仮名草子を著し、日々の職業生活の中での信仰実践を説く他、キリスト教批判の書である『破吉利支丹』を記している。


【解説】
 鈴木正三は、当時の日本人が聖書に記される神の奇跡に感銘してキリシタンとなることに対し、人知を超えた力で不思議な現象を起こすという点では神も悪魔も同じであると批判している。正三や当時の日本人がキリスト教を正しく理解していたかはともかく、聖書のそういった場面を見て新たな信仰に目覚めた人がいたのは確かなようである。
聖書に限らず、宗教の聖典や各地に伝わる神話には、人間を超越した存在が登場し、超自然的な現象を起こす場面が描かれる。仏教の経典にもそのような内容が記されるものもある。たとえば『観無量寿経』には、お釈迦様が空中に西方極楽浄土の様子を映して見せるという場面がある。そもそも浄土の存在自体も、人知を超えた物だと言える。
 経典には仏様の不思議な力も描かれているが、私達が本当に注目すべきなのは、仏様がその力を何の為に使うかである。仏様は私達が悟りを開いて仏となれるよう教えを説くためにその力を使う。仏様の力の根底には、私達がより良く生きられることを願う慈しみの心があることを忘れてはならない。それを踏まえて経典を読めば、仏様の教えをより深く体得できるだろう。

すてき

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