西方山極楽寺の日常(68回目)|岐阜県名鉄岐阜駅
御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
投稿日:2019年12月31日(火)
弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば
ひとえに親鸞ひとりがためなりけり
『歎異抄』
【意味】
阿弥陀仏がとてつもなく長い間考え続け、浄土を築くという願いを成就したのは、親鸞という私一人だけの為だったのだ。
【注釈】
・劫こう…とても長い時間であることを表す単位。
【解説】
仏様は一人一人に対し、その人にとって最良のやり方で教えを説く。だから私達にはそれぞれ別々の教えが用意されるはずだ。
阿弥陀様は誰もが浄土へ行って仏となることを願い、念仏という方法を私達に示している。つまり、皆が同じことをして同じ場所を目指すことになる。それは一人一人に対するのではなく、念仏を唱える人達を一まとめにして浄土へ連れて行くかのようにも思える。
南無阿弥陀仏と唱えて浄土を目指すという方法は同じでも、それを日々の生活の中でどう実践していくかは一人一人違う。自分なりのやり方でできる念仏だからこそ、誰もが念仏を通して阿弥陀様と一対一で向き合い、自分の心を見つめ直すことが出来る。その時に阿弥陀様が自分だけの為にいることを感じられるだろう。
皆がそれぞれ別々の道を歩みながら、同じ浄土に辿り着く。それが阿弥陀様の願いである。阿弥陀様は私だけの為にいるのであり、あなただけのためにいる。どんな道を行こうとも阿弥陀様はいつも一人一人の側にいる。
すてき
ホトカミ見ました! で広がるご縁
ホトカミを見てお参りされた際は、もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
ホトカミの投稿一覧
西方山極楽寺の
限定御朱印の最新情報を
メールで受け取ろう